カタルシス
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2002年03月22日(金)  懐しの便り 

帰宅すると身に覚えのない封書DMが届いていた。
差出人は『Butterfly record』、兵庫県宝塚市に所在しているらしい。
何で兵庫県?
いくら何でもそんな遠出して 誰かのライブに行った覚えはないし
関連のありそうなバンドやイベントを見た記憶もない。はて?一体何だろう。

中を開くと およそ想像していた通りのライブ告知。
『the ORANGE』というバンドらしいが やっぱり解らない。誰だよ(^^;)
しかも3/26に大阪心斎橋でライブって案内されても 行けねえっつの。
その日はバイクメンのライブだしー。
旅行の前日に大阪なんて行ける訳がない。
そもそも何だかわからないバンドの案内が何で来るのさ。 それが一番の謎だったのだが…

何とはなしにフライヤーをひっくり返したら 裏面にも印刷がされていた。
ああ、両面だったのか… と文章を目で追うと「BLUEZIE!?」「タダミツヒロ」の文字。
あ!解る単語発見。
どうやら以前好きだったバンドの元メンバーが新たに活動を始めたお知らせだったようだ。
よくよく読んでみれば 1stミニアルバムの通信販売も受け付けるらしい。
このフライヤーが私宛に届いた意味は こっちが目的だったんだろう。
いやはや、7年くらい前に解散したバンドのメンバーが まだ当時のカスタマーリストを持っていたのかと思うと
感心する反面ちょっと恐ろしくも思えたりして(^^;) ははは。

BLUEZIE!?というバンド、一応メジャーデビューをしていたアーティストで、
タイアップも結構もらっていた。でも、鳴かず飛ばずのうちに解散してしまった 一般的には知られていなかった人達だ。
私も高校の部活にラジオの取材が来なければ、気づく事なく過ぎたであろう存在である。
当時、TBSラジオで高校の部活動を紹介するコーナーを持つ番組が放送されていて
そのコーナーのレポーターをバンドのボーカルが担当していた。

取材の様子は毎週ラジオで放送されるのと平行して、創刊直後だったティーンズ雑誌『JUNIE』にも毎月掲載される 結構な企画だった。
今から思えば これだけアピールの場所があって売れなかったバンドっつーのも なかなか涙の物語のような気もする…
雑誌には顔写真は載るし、毎週ラジオ番組のEDに持ち歌流してもらって、ついでに言うと
一番初めの『タモリのボキャブラ天国(初回シリーズは22時〜放送だった)』のEDを担う という大仕事もしていたのに。
何でダメだったのかな? 私は結構好きだったんだけどね。

解散した後はボーカルのソロ活動に少しついてってみたものの、音楽の方向性が自分の求めるものとは違うかな?と感じ始め、
彼の活動が段々細くなって来たのも手伝って フェードアウトして現在に至っている。
ちなみに、このソロ活動も一応メジャーだったんだよ。
広瀬香美が定番になる前の『アルペン』のCMソングを歌ってた。カラオケにも時々入ってるのだ。(^^;)

その時に自己分析してみたには、関西出身のボーカルの喋りは好きだったけれど、音楽はメロディ・メーカーだったキーボード担当の人の世界が好きだったようだ、との分析結果。
ボーカルはしばらくして 新しくバンドを結成するのだけど、その時の相方がこのキーボードさんだったんだな。
そもそもBLUEZIE!?も この2人で始まったらしいから、初心に還っていたのかも知れないけどね。
これが『BUENOS AIRES』というバンド。これは多分インディーズだな。
一度だけライブの案内が来たことあったけど都合がつかなくて行けず、活動状況を教えてもらおうにも、連絡先とか何も書かれていないDMだったので何ともできなかった。
ライブハウスに問い合わせる程の熱意もその頃にはなかったから、またまたフェードアウト。
だいだいさー 普通書くだろ問い合わせ先… 損してるよ絶対(--;)

そして今回のDM。
BLUEZIE!?、BUENOS AIRES を経て、楽曲提供やらアレンジ、プロデュース等を手がけ、the COLTSのサポートもしていたらしきキーボードプレイヤー
多田光裕(タダミツヒロ)の最新情報だった訳だ。
以前に何となくネット検索かけたら『まわり』のプロデュースをしていたみたい。同姓同名の可能性は消えてないけど、多分彼だろうと思ってる。

今回のバンドは女性ボーカルなんだよねー…
基本的に女性ボーカルは苦手なので、どうなんだろう。
女の人でも キンキンしない声なら大丈夫だけど、Rockだ Punkだって書いてあったし…
と思って食わず嫌い。試聴できないとCDは買えないな。



全くの余談なんですが、先日BAMBIと対バンだった『Dutch Training』の「Stay」という曲を聞いた時、
BLUEZIE!?のボーカルが 多田さんの曲を歌ってるのかと錯覚したんですよね。
声質とか曲の雰囲気が似てると思っちゃったのだ。
調べたら全然別人だったので「だよね〜(苦笑)」と思った事があったから、
こないだライブで『Dutch Training』が出るとわかった時はちょっとビックリした。
ってか、何度もNET MAGで対バンの名前出してもらってたのに、当日会場に行くまでちゃんと読んでなかったのよね… (^^;)ゞ
チケ売りのお姉さんに「出番終わっちゃいました?!」とか慌てて聞いたくらいだし。
実際に聞いてみたら 全然違ったけれど、似てると思った「Stay」を買って帰って来ました。
今もコンポに入れて聞いていますが、やっぱ似てるわ この曲。
というか、このCDはC/Wの方も雰囲気が似てる。何だか懐しいや。

『Dutch Training』といえば、当日会場で彼らの演奏に合わせて歌を口ずさむKさんを目撃。
後で「好きなの?」と訪ねたら 慌てて「しぃ!」ってされた。
聞いちゃいけなかったみたいだ(苦笑) ごめんねぇ。


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