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やすみ日記
梅子
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2016年10月18日(火)
「橋を渡る」吉田修一。

東京に住む、別々の3人の話。
3章読んでる時は「前の2章と繋がらないけど、これはどういう話?」と思ってたので、4章読んで「え!?」と思った。
<ネタバレ>



70年後、人造人間がいる世界。人権がなく、ずっと研究所に居るか、外に出て一般人と結婚しても奴隷みたいな扱い。寿命も短く背も低く生殖能力も無い。高圧的な婚約者から逃げた人造人間2人が、逃避行の途中で、70年前からタイムスリップしてきた人間と出会う。

3人が過去にタイムスリップして、殺人事件の前に戻るかと思いきや、自殺を食い止める方に行くのが、意外だけど良かった。

凛が「研究所の先生に似てる。マララさんみたいになるのが夢だったの」と言うところ、連れ戻しに来た婚約者に「私はあなたの物じゃない。私でも世界を変えられる」と言うところが好き。
しかし、佐山教授の研究はだいぶ罪作りや。