初日 最新 目次 MAIL HOME


やすみ日記
梅子
MAIL
HOME

2016年09月29日(木)
「陸王」池井戸潤 「九十歳。何がめでたい」佐藤愛子

「陸王」(池井戸潤)読みました。
老舗足袋屋がランニングシューズを作る話。
面白かった! ピンチ→乗り切る→またピンチの繰り返しで、ページをめくる手が止まらない。
悪役は分かりやすい小憎らしさ。
脇役が、味があって良かった。会社が変わるのを嫌がる古株経理とか、買収しようとしてくる外資系社長が苦い過去抱えてたり。人物が隅々まで、血が通ってる感じ。
特許取ったけど会社が倒産してしまって、疑心暗鬼・自暴自棄から復活する飯山の話も好き。
「和装業界死にかけ」みたいなワードが頻出するけど「着物を着る人まだ居るよ…」と普段着物を着てる私は言いたくなる(^^;

*************
「九十歳。何がめでたい」(佐藤愛子)読みました。
エッセイ。
元気やな! 90歳超えて、色々怒ってたり、色んなことに関心あるって凄い。
夜道で後をつけられたら、櫛を咥えて「イヒヒ」と言えとか、
「ゲーム機バキバキ事件」に対して、バカボンのパパ風に「それでいいのだ」とか、笑ってしまった。

佐藤愛子さんと言えば、昔「血脈」を読んで、面白かったです。
一族が、大成功するか行き倒れ寸前か、両極端の破滅型ばかり。激しすぎ。
ドラマ版も面白かったですね。再放送しないかな。