「夜は短し歩けよ乙女」(森見登美彦)読みました。 レトロで乙女で文学ちっくで、とても楽しかったです。
京都の街で、好きな女の子に近づくべく、奮闘する男子学生の話。京都大学周辺の地名が沢山出てきますが、京都弁の人は誰もいません。 夜の街を追いかけ、古本市では檄辛我慢大会に参加、学園祭では演劇の相手役の座をもぎ取り…と、遠回しな計画が笑えます。なるべく彼女の目にとまる作戦、略して「ナカメ作戦」。青春のバカバカしさ炸裂です。 学園祭の話が好きでした。神出鬼没のゲリラ演劇「偏屈王」、見てみたい!阻止しようと追いかける、学園祭事務局! 逃げながら脚本を書き続ける偏屈王。果たして最後まで上演できるのか…とドキドキしながら読みました。 かつて、恵文社さんにあったPOPに、達磨と鯉がくっついてた理由が分かりました(笑)けど、あの時もらった「『夜は短し〜』京都MAP」はどこかへいってしまいました(^^; しまったー。 三鞭酒(シャンパン)とか麦酒(ビール)とか、カタカナが少なくて漢字の表記が多いのが素敵でした。
>あもさん もしよかったら、「夜は短し〜」を片手に京都をめぐりませんか?(笑)
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