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やすみ日記
梅子
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2007年11月18日(日)
「ぼくには数字が風景に見える」ダニエル・タメット

サヴァン症候群の青年の自伝です。
興味深くて、引き込まれました。著者は、10ヶ国語をマスターし、円周率を2万ケタ以上言えるのに、人の気持ちが読めなかったり、毎日規則通りに行動しないと極度に不安になったりするそうです。
20歳くらいまでアズペルガー症候群だと分からなかったのに、両親が彼のことを、責めずに温かく見守ってきたのに、ほろりときました。普通だったら、何わがまま言ってんの!ってビシバシ育てるところですよね。
日常生活も困難なのに、果敢に外国へボランティアに行ったり、その勇気と根気強さに感銘を受けました。
パートナーとの出会いは、ロマンチックで照れました(笑)初めて会った日に、彼は花束を差し出し、一緒に暮らそうと約束するんですよ。情熱的や…。
筆者の穏やかで誠実な人柄が感じられて、文章も読みやすかったです。言語や脳に興味ある人には、特に面白いと思います。あと、落ち込んでるときには結構励みになります。