鳥人ヒロミさん「成層圏の灯」シリーズと、「バス停留所」シリーズを読みました。 私が「リバが読みたいんです」と言ってたら、多紀さんが貸してくれたのです。「元気出してください。といっても、鳥人さんでは元気出ないかもしれませんが…」という言葉と共に。 読み終わってみると、確かに。もの凄く面白いんだけど、重すぎて、腹にズシーンと来ます。 「バス停留所」続編の「少年は背中で恋を語る」、鳥肌立ちそうなほど面白かったです。まさしく、男同士でしか描けない世界でした。恋が世界の全てではなくて、守りたいプライドやら才能への嫉妬がある、というのがリアルで良かったです。痴話ゲンカがかなり本気で殴り合ってて、痛い…。先輩の髪型・性格は巧を思い出す(これも学生スポーツの話だし)。 「成層圏の灯」は、かなり英寄りの気持ちで読んでたので、佐伯酷い!と思ってたのですが、佐伯視点で考えると、確かに普通の人には英は重いのかも…。幸せになってくれて良かった、と、最後には身近な友人を見守るような気持ちになりました。
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