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やすみ日記
梅子
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2007年05月06日(日)
「流沙の記憶」松岡なつき

「流沙の記憶」(松岡なつき)読みました。
面白かったです。古代エジプト・タイムスリップ物で、FLESH&BLOODにちょっと似てますが、こっちは一冊で完結なので、展開が早い。
考古学者がタイムスリップし、古代エジプトの将軍と恋に落ちるというお話です。歴史物としても面白く、恋に至る心理描写はあっさりめ。主人公が小賢しくて、海斗っぽいなーと思いました。
表紙が波津彬子さんの綺麗な絵で、普通の本っぽいので、手に取りやすいです。94年発行。
王と腹違いの弟の関係とか、暗躍する王妃や神官の陰謀など、人間模様も面白いので、あっという間に現代に戻ってきてしまうのは残念。
ネフェルが時間差で現代にやってきて、王家の呪いを起こしていて…アレンが、それを手がかりにネフェルを探す、という展開は面白かったです。再会して、あっさりアレンの遺跡発掘を認めたと思ったら、お墓崩しちゃうし。やるなぁネフェル。
現代でネフェルを拾って面倒を見た、ハッサンが哀れでした。尽くすだけ尽くして結局、報われてない…。アレンは、「ハッサンにパスポート作ってもらえば良いじゃん」とか勝手なこと抜かしてるし。