2005年11月29日(火) |
チビクロサンボ2ほか |
火曜日の私は、まずフランス語に遅刻して(^0^; その後、イタリアンレストランでお一人様の昼食をとり、それから英語のレッスンを受けて、帰りにスーパーによって帰ることにしているでですが……。 今日は、雷で動揺したのか、天気が悪いので嫌だったのか、うっかり財布を忘れて出かけました。 (ーー)
で、食事をあきらめ、本屋で1時間立ち読みして時間をつぶしました。 はじめに手に取ったのは『モモ』これは、一度読んでいるはずなのだけど、ちっとも思い出せない。で、再び読み始めたのですが、本屋の人があたりを整理整頓するので、あきらめました。
次に読んだのは、復刊した『チビクロサンボ』の2です。2があるとは知らなかった! これが、なかなか面白かったです。サンボの弟ができて、悪いサルに誘拐されてしまい、サンボが助けにいく! というヒーロー談になっています。 子供向きの絵本だというのに、はらはらドキドキさせられました。(^0^;
次に読んだのが、アイヌの民話です。 昔の寓話的な要素があるのですが、なかなか面白かった。 アイヌ語が難しいので、タイトルを覚えられなかったけれど、食い意地の悪い大きな鳥が罰を受ける話や、熊の神様が小鍋の踊りを楽しみにするお話やら、ファンタジックです。 どこだかの民話で、グリフォンの肉をお料理の途中で食べてしまい、牛か鹿だったかになってしまった子供の話を思い出しました。 父親が、動物になってしまった子供に向かって、 「人間とともにいてはいけない、別の動物とともにいてもいけない、自分と同じ動物の群れが通ったら、それについて行け」 と、命令するのです。 痛いんだけど、厳しいんだけど、なぜか説得力があるなぁ、と、幼心に思いました。 民話って、説教っぽい内容が含まれている事が多いけれど、そういった倫理感を教えるのに使われていたんでしょうね。 節度が保たれないと、当時の社会は成り立っていかなかったのでしょう。
よく考えれば、今の世の中だってそうですよね。 昨日のテレビの中で「宗教の厳格さを知る者は自由を知る」というメッセージがあって、ちょいと考えてしまいました。 節度を保つ社会だけが、本当の自由を知るのかも知れません。 自分勝手な欲望のまま生きる人が増え、私利私欲のための犯罪が増えた社会では、誰もが不自由になってしまいます。 子供一人、自由に外を歩けない世の中は、やっぱり嫌ですよね。
|