フランスから無事に帰ってきました。
色々ありましたが、楽しい旅行でした。 時系列に書こうとも思いましたが、印象深い事件からピックアップしてご報告を。
【サン・マロ・警察を呼ぶぞ! 事件】困った度50%
サン・マロは、モン・サン・ミッシェルに行く途中で寄った歴史ある街。 とても素敵なところでした。が……。お昼で事件発生。 あまり日本人が来ないせいか、英語もあまり通じません。 12ユーロの定食を頼んだけど、デザートが出てこないで2時間もいる羽目に。 腹が立つのは、その料理がまずかったことと、店員の態度が別の客に対してと違いすぎること。 前のテーブルの団体さんには愛嬌を振りまくのに、こちらには何も言ってこない。(−−; 言葉があまりわからないから、どうしても無愛想風になるのはわかるけれど、あんまり。 「コーヒーをください。それと、まだデザートがきていないけれど」 を、どうも私が言い間違って 「コーヒーをください。デザートはいらない」 と、受け取られてしまった。 で、コーヒーとデザートを交換しておいたと言われて、プッツン。 「私はコーヒーもデザートもいるんだよ」 と、説明するのにすごい時間がかかり、しかも向うは私がクレームをつけて値切り倒そうとしていると勘違いされてしまい、とんでもないことに。 普通の日本人ならば、ここでコーヒーを飲んで諦めるところだろうけれど、海外で言葉が通じないことで甘んじてきたことも多かったので、ここで負けて自分の主張を曲げては悔しいと思い、がんばりました。 そうしたら、向うはなんと 「ちゃんと納得するか、警察を呼ぶかどっちかだ!」 と言い出し、電話まで持ち出す始末。 電話されたって、私は注文をしたものを出してくれればそれでいいのだから、逮捕なんてされない! と強気に「呼べば!」と言って見たけれど、ポリスが英語を話せるとは限らない。 で、もう一度フランス語で「意味がわかりません!」と言って、中学生でもわかるような英語で「私はパンケーキが食べたいだけ!」と言ったら、やっとわかってもらえました。
……かなり熱かった。(^−^; もう、旅の恥は掻き捨てです。 ……っていうか、こういうことはちゃんと通さないと、日本人は適当なところで納得してくれるんだ、と思われても嫌だと思ったからなのでした。
【サン・ミッシェル鼻血事件】 困った度60%
夜、寝ていたらなぜか突然鼻血が……。 おそらく、空気がかなり乾燥していたせいと、疲れのせいだと思う。 病気とかではなく、比較的鼻の皮膚が弱いせい。昼間にサン・マロで熱い戦いを繰り広げたせいかも? かなりの量だったので、あちらこちら血だらけにしてしまい、翌朝も鼻ツッペ。 量のわりには汚さなかったけれど、枕銭は多めにしておきました。
【ホテルのメモがない事件】 困った度90%
パリのホテルに荷物を預けてモン・サン・ミッシェル&トゥール方面へ。 しかし、姉がホテルの予約表を忘れたと言い出した。で、私が「いやーね!」と言いつつメモを出した……ところまではよかった。 けれど、私もトゥールのホテル・メモを忘れてきてしまい、泊まるホテルがわからなくなってしまった。姉のことは全然言えない。 仕方がないので、サン・マロでインターネットで調べました。(−−; ネット・カフェが偶然見つかってよかった……けれど、日本語がすべて文字化けで調べるのに3ユーロも費やしました。
【ブリュッセル・タリス乗り遅れ事件】 困った度95%
なんと、帰りの列車の時間を勘違いして乗り遅れました。予約してあったので、大変です! 往復二人で98ユーロだったのに、片道で買いなおすと、一人71ユーロと言われました。(;;) 姉が「17ユーロ?」というと「71ユーロです!」と言われてガーン。 しかも、乗った列車には席がなく、戸口の補助席に座ってパリへ。 途中で車掌さんが席を見つけてくれて教えてくれたけれど、皆様、列車の時間は要確認です。
【ブリュッセル・地下鉄事件】 困った度20%
地下鉄が妙にわかりにくいです。5回回数券を買いましたが、結局は二回しか乗りませんでした。 今度ブリュッセルに行く人、教えてください。差し上げます。(笑) しかも、その二回の乗車で二回とも乗り違えるという……。 初めの時は親切なおじさんが教えてくれました。二度目も親切な若者に聞きました。 しかも、2回目の時はタリスに乗り遅れるのは確実だったし、荷物は重いし、混んでるし……で気分は最悪です。 財布に気をつけながら乗っていると、たまたま前にいた男の人の肘に私の胸がぶつかる形になってしまいました。 別に仕方がないことだったんですけれど、彼は大変恐縮してしまい、何だか大げさに謝るんです。 「あぁ、僕はなんてとんでもないことを!」という感じで、頭を抱えてしまうんです。 で、気にしていません、というと、今度は何か勘違いされたらしい。 空いてきてからも、彼は私をじーーーーーーーと見つめていて、照れました。 しかも、手すりにつかまっている手がふれあっていて、ちょこっとずらすと彼もずらす、ちょこっとずらすとちょこっとずらす……。 これは、誤解されたようだ。うーん困った。 で、それで荷物を抱えなおすふりをして手を離したら、今度は列車がひどく揺れて倒れそうになり、その人に手を支えられて倒れることを免れました。 お礼をいうと、彼はますます誤解したらしく、ますます熱い眼差しでじーーーーと私を見続けました。 そして、地下鉄を降りるときもなぜか親切にエスコートしてもらい、お辞儀までされてしまい、手まで振られてしまい……???? 追いかけてきたり、失礼なことをしたりはなかったので、大変いい思いをしたというべきなんでしょうけれど、何だかよくわかりませんでした。 とりあえずは、ずっと守っていただいたような??? 5分間のお姫様気分? こういう男の人って日本にはいませんよね? ちなみに。 姉が「あのおじさん、じっと見つめていたね」と言いましたが、はっきりいって私よりは10歳は若いでしょう……。
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