本日の感想文。

2004年03月01日(月) アカデミー賞とっただよーーー(T^T)

やりましたよ! 
【ロード・オブ・ザ・リング】が、アカデミー賞を取りました。
しかも11部門ノミネート完全制覇です!

私は受賞の模様を見ていないのですが、思えばこの映画の歩んだ道は、まさにフロドと仲間たちが歩んだ道のようにも思えます。
もちろん、映画のフロドはPJ監督です。

1作目をはじめて見た時の私の評価は、実はそれほど高いものではなかったのです。
「あ、指輪の映画化? すごいじゃん……。ちょっと見たいなぁ」
で、見たのは封切られて2週目。
「うん、まぁまぁよくできているじゃん、それなりに……」
が、初めて見た感想でした。

それが見れば見るほど、この映画が実は深い作品だということに気がついて、あとは病みつきになりました。
「なんだ? これは?」
という人もいるでしょう。
確かに原作を三本にまとめるために、かなり走っているのは事実です。
映画として見せ場を作るため、短くするために、原作の大幅カットや別エピソードも入っています。
「原作と違う!」
という人もいるでしょう。
でも、すごいのは、映画としても体裁を整えてハイレベルな内容でありながら、原作ファンのツボも捕らえたということです。
映画製作者のなみなみならぬ原作に対するなみなみならぬ愛情を感じます。
そして必ずしも原作通りの、原作ファンに捧げるマニア受け映画にせず、原作の魂を引き継ぎながらも新しい解釈を入れたところに、映画としての輝きがあるのです。

もちろん、原作とちがーーーーうと、顎を落としかけたところもあります。
しかし、原作ファン以外のたくさんの人からも指示をうけ、いまやあらためて【指輪物語】を読みはじめる人が多いことから、映画は原作を広く知らしめたともいえます。
どのような名作でも、次の時代が読み返さなければ消えてなくなるか、古典として名が残るか……です。実は、名作って名前は知られていても、読まれていなかったり……ってあります。

【指輪物語】は、海外では誰でも読んでいる……といわれたりもしますが、実際は誰でも聞いている……が、正しいのかも知れません。(想像ですが)
日本でいえば、夏目漱石のぼっちゃんのように、名と内容は知っているけれど、読んでいない人も多い……みたいな感じです。

映画は、原作を貶め低俗化したり、ゆがめたりするものではありませんでした。
むしろ、ふたたび中つ国に息吹を吹き込んだように思います。
その素晴らしい仕事振りが評価を受けて、自分のことのようにうれしいです。


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