| 2003年11月29日(土) |
【執筆ネタ】完結すると、さびしい? |
とあるBBSの会話にて、 「長編を完結させると、さびしい」 という人が意外と多くてびっくりしました。 長い間親しんできたお話と、もうお別れ……キャラともお別れ……て、ことで、うれしいようなさびしいような気持ちになるようです。
ところが私、一度もさびしいと思ったことがないんですよ。 それは、けっこう連載期間が短いせいもあると思うのですが、ほっとしてうれしいと思うんです。やっと、卒業できたぞ! って感じですかね? 書いていることも楽しいのかも知れませんが、おそらく完成したものをまじまじと見て、満足感を味わうタイプなのかな? 形になって、出来上がって、初めて喜びが湧くんです。 ケーキを作っているときよりも、出来上がったケーキを見るのが好き。って感じに似ていると思います。 作る過程が好きっていう人もいるでしょうが、私にはそれは作業にしか過ぎないんですよね。 書いている時にくじけそうになると、ぱらぱらと書いてきた部分を振り返り、 「ここまできたんだぞ! ここまで!」 と思い、自分を奮い立たせます。登山みたいですね。 頂上に立ったとき、もう登るところがない……と思わずに、ひたすら満足感に浸ります。 完結して、初めて作品に向き合える気がしますし。
それに、たぶん私の話って、連載向きじゃない気がします。 連載を追って読むよりも、ためて一気に読んだほうが、たぶん面白いのではなかろうか? 味わい深い文章を書けるわけでもなし、詩的に美しいわけでもなし、はらはらドキドキで続くでもなし……。 ワンカット、ワンカットを楽しめるような、技量はまったくない。 持ち味は、おそらくテンポのよい展開と、オーソドックスながらもドラマチックなストーリーかな? などと自己分析。 とすると、テンポをぶちきる連載形式は、かえってマイナスかもしれません。 感想も何となく「連載楽しみ!」よりも「一気に読んじゃいました!」っていうのが多いような気がします。 長期ずるずる連載をしたら、ただ読む人が減っていくのが、私の特徴のようです。
もちろん、キャラに対する思い入れもありますし、ストーリーにももちろん! でも、自分がそうだからといって、自作キャラが人に愛されるわけでもない。 ウルトラマンやドラえもんとは違います。長い間生きていけるキャラと、物語の世界の中でしか生きてゆけないキャラがいて、私のキャラは後者だと思うんです。 物語に初めがあり、終わりがあってこそ、キャラも生きてくる。 我がキャラは、ヒーローではなく、時代に翻弄されるちっぽけな存在ばかりです。
物語も、たぶんラストに山場を用意しているオーソドックスな展開なので、すべてはラストのためにあるような作り方をしている。てなことで、半ば多少の山場はあったとしても、たいがいはラストを読まなきゃ、面白かったかどうかもわからないような話ばかり。 どうしてみんな、初めから終わりまで、かけるんだろう? もう、私はラストだけでいいです。って感じで、それまでの道筋を書いています。 そんなものぐさな私なので、完結すると本当にほっとしてうれしいです。
ということで、次回更新で【一角の森】を完結させようとたくらんでいます。 どうも、読み返したりして直したりもしているんですが、これを終了させないと次に進めないような、もどかしい気分。
|