風の中の昴……ではじまる【地上の星】なのですが、最近、だんなさまがおふろで歌っています。 のろけるわけではないが、だんなはかなり歌がうまいので、心地よくおふろで歌われると、私は思わず聞きほれます。
「風の中の昴……ってどういう意味さ」 と、だんな。 「わからん」 と、私。 「意味わからない歌だね」 と、だんな。 「でも、いい歌だよね」 と私。 「理解できない詩はちょっと……」 と、言いつつ、だんなは歌を歌う。 こういうところ、素直でなくてかわいいと思う。 CDまで買って車の中で聴きまくっているくせに。
たった今見ていたブロード・キャスターによると……。 実はこの曲、2000年に発売されて以来、オリコンチャート・インし続けているらしい。 それが、紅白で歌われて以来ますます売れて、ついにベスト10入りらしい。 特に、サラリーマンのおじさんに受けているらしい。 (わがだんなもその一人……ってわけか……)
中島みゆきってすごいなぁ……と、つくづく感じる。 大ファンってわけではないが、いつも心に響いてくる歌を作る。 魂を揺さぶられるというか……。 (実は、だんなは魂なんて信じないから、そういう形容詞が嫌いなのだ) たぶん、中島みゆきの歌で一番初めに聞いたのが【時代】だったと思う。 ふしぎなことに、彼女の歌は、その時代時代の人の心に、希望の光をともすような気がする。
ブロード・キャスターのコメンテーターが、 「この1曲で末永く勝負できるというのは、回転の早い時代にあってすごい」 といったが、それはちょっと違う。 中島みゆきは、かつて「同情するなら金をくれ!」で一世風靡したドラマ【家なき子】でも主題歌を歌って、今回のような社会現象を起こしている。 彼女は消費型の歌を量産するのではなく、心に訴える歌を量産できるカリスマなのだと思う。
つくづく思う。 この人のように、私も人の心に訴えられる何かを持ちたいな……と。 地上に星を残すような大それたことでなくてもいいのだけど、誰かの心に星を残すような作品を、ひとつでも残せたらいいなぁ……などと。
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