実は、私の誕生日にはホテルでディナーをとる予定でした。 予約などはせず、まぁ、さほど高くないレベルで……。 ということで、新札幌のシェラトンでも行こうか? といっていたのですが。。。 (−−;
旦那、遅いぞ!!! 仕事が忙しいのはわかるのだが、ホテルについたらもう9時半だった。 駐車場に車を入れて、立派なロビーに降り立ってみると…… レストラン・ラストオーダー9時半までだった。。。。(−−; 入れたばかりの車をだして、ちょいとドライブになってしまった。
実は、もみじ台通りと南郷通りがぶつかったあたりに、小さなイタリア料理店がある。 前にも行ったことがあって、感じがよかったからそこにしようということになった。 イタリア居酒屋【シチーリア】という店で、普通の家を改造したような店構えで大きくもないところなのだが、店の人の感じがよいのだ。 前回は女の人がいたが、今回はシェフ一人で切り盛りしていた。 時間が遅いせいか、お客も我々だけ。
味は結構薄めで、濃い味になれている人には物足りないかも知れない。 でも、素材のおいしさが伝わる癖のない味で、 うわ! おいしい!!! と素直に思う。 濃い味好き・イタリア料理嫌いの旦那でさえもうなるおいしさだ。
お皿もうんと高いお皿ではなさそうだし、盛り付けもものすごく凝っているわけではない。 でも、生牡蠣は新鮮なうえに、貝柱が切り離されていて、牡蠣の旨味にほのかな貝柱の甘さがたまらない。 見かけではわからない手が入っていて、とても親切だ。 牛タンの黒胡椒焼きは、運ばれたとたんに、胡椒の香りにのって牛タンの香りがかすかに鼻をくすぐる。 ミモザサラダは、温かな海老フライが冷えた野菜とマッチして、微妙。 マヨネーズやドレッシングが駄目な旦那が、3種類の自家製ドレッシングをミックスしたまろやかな味に、思わずうまい! と叫んでいた。 キャンティ・クラシコで乾杯して、料理もお話も弾んで楽しかった。
「味もいいけど、やっぱり感じがいいのが一番だね」 と、帰り道旦那が言った。 ぶっきらぼうではない、かといって、こちらがお勧めを聞かない限りは無駄な宣伝やおしゃべりもしてこない。腰がひくい。 行列ができる店……というのを、よくテレビでやっているけれど、たかが食べ物、並んでまで食べる価値を、私は見出せない。 食事する時間はゆっくりとくつろぎたいし、シェフの料理自慢を聞きたくもない。 ましてや、黙って食らえ! みたいな偉そうな料理人は嫌だ。 料理は味だけで決まるものではない。 おいしいものを食べて、幸せ!! って、微笑むことができる料理がいい。 どれだけ素敵な時間を過ごせたか……時間のおいしさも大切だ。
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