三崎綾+☆ 綾 姫 ☆の不定期日記

☆ 綾 姫 ☆

泣く事しか出来ない・・・
2003年10月02日(木)
ベビーベットの上で、バタバタと暴れながら娘はオペ室から出てきました。
麻酔の先生も一緒でした。
「麻酔から覚める時は、子供さんは良く暴れますから気にしないで下さいね」
「☆〜ちゃんママだよぉ、良く頑張ったね〜」
涙を流しながら、咳き込んで居ました。エレベーターで病室へ。
パンツをはかせて病衣を着せてベットへ。
すぐに酸素計と血圧計がつけられました。
痛い〜痛い〜声にならない声で、涙をいっぱい流して娘は泣いて居ました。
脈拍は200を超えて、機械がビービーと鳴りっぱなし。
「落ち着きなさい〜もう大丈夫やから。よく頑張ったね」
「抱っこ〜」手を伸ばして来ました。
普段、全く抱っこ〜って言わない娘が・・・よっぽど怖かったんだろうなぁ。
私が泣きたくなりました。
でも、此処で親が慌てると子供は余計に動揺する。
「はいはい〜だっこしようねっ」
抱っこしてても、ずっと涙を流したままでした。
此処で、痛み止めの座薬を入れて貰って、少し落ち着いて来て・・・
ベットで添い寝してやるとうとうとと・・・

10分もしない内に、痛い〜痛い〜と泣き出して。
抱っこしてはベットに下ろし、添い寝して背中を撫でて・・・
2時間くらいはその繰り返しでした。

しばらくすると「ジュース〜〜」
そりゃあかんやろ〜〜
看護婦さんが飛んできました。
「☆〜ちゃんどうしたん?」
「ジュース〜」
「先生に聞いてみるね、ちょっと待っててね〜」
無理なのは解ってたので、時間稼ぎって奴です。
水入れに、氷を入れて来てくれました。
「ジュースはあかんけど、お口濯ごうかぁ」
「うん」
うがいをして口をぬらして、少し落ち着いてまたうとうと〜

目が覚めるとまたジュース〜と泣く。
根負けして、看護婦さんが氷の小さいのを1個口に入れてくれました。
先生の許可は、まだ出て無かったんだけどね。
娘はとっても嬉しそうでした。
私が娘に食べさせた事にする。私が責任取るから。看護婦さんに一言。
看護婦さんは解りましたと一言。
お母さん少しずつで御願いしますね。解ってるってばっ。


先生が来てくれました。私は病室から出て先生と話を。
「先生ごめんっ。娘がジュースって言うから氷食べさせてるねん」
「本当はあかんのですけど、その子その子で回復力も違うのでまぁ良いでしょう」
「ありがとう」
「ご飯も食べたいって言ってるんだけど」
「ご飯ですか?!普通は痛くて食べられないんですけど、出して見ましょう」
「有り難う御座います」
結局ご飯は食べる事が出来ず、プリンもゼリーも駄目でした。
ジュースは少しずつ飲めるようになりました。

オペ当日は麻酔が残るので、よく寝ると言う事だったのですが、
娘はほとんど寝ることも無く、涙を流し続けてました。
落ち着いたのは、オペ室から出て来て12時間後くらいでした。
2日に日付が変わろうとして居た頃、やっと娘は寝てくれました。
いや〜〜長い1日だった〜疲れた。


2日は午前7時頃起床。体温・血圧・採血がありました。
採血では泣かなかった娘が涙をボロボロ流して。
よっぽどオペ室が怖かったんやなぁ。

重湯を少々飲む事が出来るようになりました。
でも、しゃべることはまだ不自由です。
「あー」「うー」赤ちゃん言葉で私に指示します。
親だから言いたいことはすぐに解るんだけど、まだ話すのも辛いんだね〜
点滴は今日のお昼には取れる予定。トイレには自分で歩いて行っているし。
歩行も問題なし。


お風呂に入って、日記を書いたので、病院に戻ります。
本当は少し寝る予定だったんやけど、やっぱり気になって寝れそうにありません♪
こんだけ辛い思いをしたんだから、熱での入院が少しでも減ると良いなぁ☆