三崎綾+☆ 綾 姫 ☆の不定期日記

☆ 綾 姫 ☆

何を食べさせて貰ってたの?!
2003年07月13日(日)
とにかく良く食べる。お腹いっぱいになってるのにまだ食べる。
今までだったら、お腹いっぱいになったら、ごちそうさま〜と言ってたのに、
残したら怒られるとでも思ってるの?!
それとも、食べられる時に目一杯詰め込んでおかないと・・そう思ってるの?!

深夜、娘が泣き出した。泣き声でびっくりして目が覚めた。
「怖い〜寂しい」
抱っこして起こして、「ママは此処に居るから、何処にも行かないから」
そう言うと、私の顔を見て安心して寝た。

一つ一つの態度が、余りにも辛く悲しい。
私の顔色を毎回見て、大声を出さなくなった。
此処に書き出したらきりが無いほど、娘は変わってしまった。

お風呂に入ってた時の事。
「おしっこ」
「此処でしたら良いよぉ」
「おまるでしなくて良いの?」
「良いよ」

「お湯に入ったら暑いねん」
「お湯の中に入らなくて良いから、(身体を洗う所)でおもちゃで遊んでて良いよ」
「良いの?」
「良いよ」

「このハンカチ、使っても良いよ」
「これで顔拭いても良いの?」
「良いよぉ〜娘ちゃんのでしょう」
「ありがとう」
どんな事でもこんな感じなのだ。

いちいち顔色を見て、いちいち聞く。
当たり前のようにしてた事でも、確認してくる。
「此処は、貴方のお家なんだから、
誰も取らないから、自分の好きにしたら良いんだからね」
好きな物は慌てて食べようとする。大切なお人形は隠そうとする。
しばらくはこんな良い子なんだろうなぁ。悲しいくらいに。


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日記を読んで、沢山メールを貰っています。
皆様には、大変ご心配をおかけしています。
今は、お返事を書ける心境にありません。
嘘は書きたくないので、掲示板のレスもしばらくお休みさせて貰います♪

今は、娘に背中を向けたくないんです。
「ママ仕事やから」って言葉は、絶対に使えない。使いたくない。
ただ、文章を書く仕事を持つ者として、
また母親として、感じたままをそのまま伝える事も大切だと思います。

確かにこの日記を読むと「養護施設への偏見」になってしまうかも知れない。
我が娘は1人っ子で「出来ない」と言われて居たのに、
奇跡的に授かった宝物で、病弱で甘やかし放題で育てて来ました。
兄弟の居る子供さんより、ずっとわがままし放題で、
世間も知らず集団生活も出来ない状態で、養護施設に行かせました。
その中で集団にもまれ「家に居た時の娘と別人」になって当然なのかも知れません。
保育所に行けば保育所で知識が付き、幼稚園では幼稚園なりの知識が付き、
年齢的にも知識が付く・・・だから変わったと言われたそれまでかも知れません。
私の「預けてしまった」と言う「負い目」が娘が変わってしまったと
感じさせて居るのかも知れません。
ただ、いろんな面で悲しいかな・・・

自分の思ったまま、サイトを作って来ました。
テキストコンテンツも同様です。
自分から見た相手、自分が思った事を書いて来ました。日記も同様です。
これからも、この姿勢だけは変えずにやって行きたい。

すべての養護施設に預けた子供さんが、
こんなに変わってしまうとは思っていません。
ただ我が娘はこうだった・・・親から見た娘の記録だと思って貰えたら幸いです。