2007年05月14日(月) |
ゆきやなぎれい詩 やなせ・たかし絵 やさしさが花になるなら |
ゆきやなぎ れい詩 やなせ・たかし絵 やさしさが花になるなら サンリオ 1983年
読了。
短い詩画集なので あっという間に 読み終えてしまいました。
そして深いため息。
若い女性の 繊細な恋心。
届かない思い。 片思い。 切ないでしゅ。
ゆきやなぎ れいさんの 第4詩集でしゅ。
1982年前後に サンリオから4冊の詩集を 出して 忽然と消えた 盲目の女流詩人。
1960年ごろの生まれなので 今は40代後半でしょうか。
どなたか その後の彼女を ごぞんじでしょうか?
詩集も今は絶版。
でも彼女の詩のいくつかは 曲がつけられ 合唱曲になっていましゅ。
L.A.S.Ponderが 今わらじを脱いでいる 混声合唱団コール・エッコでも 今年 彼女の詩集「うたをうたってあげたい」から 5編の詩に萩原英彦が曲をつけた 混声合唱組曲「深き淵より」を 歌っていましゅ。
臨時記号の多い 混声5部を中心に 男声が4部に別れるなど 音取りが難しく 弱小テナーにとってはきつい曲でしゅ。
さらに 変拍子につぐ変拍子。 リズムもとっても 取りにくいでしゅ。
でも 詩はなかなかすばらしく 歌うにつれて 段々好きになってきましゅ。
詩集が出てすでに20数年。 彼女の詩は 合唱曲として 今もなお命脈を保っていましゅ。
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