鶴は千年、生活下手

2017年04月07日(金) 月一もできないとは

3月はなぜか、バタバタするばかりだった。
月に一度の更新もできないとは、情けないばかりだ。

新学期になり、息子は中2になった。
支援級には、4人の新入生が加わった。
今日は身体測定と学生証用の写真撮影がある。
春休みに行きそびれていた眼科と散髪には、一昨日行ってきた。
今年度から、息子は交流を増やす方向で、本人とも相談し頑張る
ことになった。
昨年よりは騒がしくなさそうなメンバーだと、クラスメイトのこ
とをそう見ているらしい。

今週の朝のニュースの中の特集で、発達障害の子どもたちの偏食
について語られていた。
彼らの偏食は、好き嫌いというレベルとは違う。
感覚過敏の影響を受けていて、歯触りや、口の中の感触、匂いな
どに、われわれとは異なる過敏さを持っているためのものである
ケースが多い。

感覚というものは、自分はこう感じるが他人はどうなのかとあま
り比較したりしないと思う。
ついつい、子どもも自分と同じ感じ方をしているものと思い込む。
「どうして食べられないの?」と問いかけて答えを求めがちだが、
子ども自身が自分の感じ方しか知らないわけだから、「えっ?」
ということになる。
おかあさんはこんなとげとげした物を口に入れて平気なのかと、
思うことすらできないかもしれない、
当然、その感覚を説明することもできず、ただただ食べられない
と泣きわめくことになるし、強制されて吐き出してしまうことも
あるのだ。
発達障害に対して、コミュニケーションの苦手な子という説明は
よくなされるが、感覚過敏のことをとりあげるようになったんだ
なと、少し感心している。

うちの息子のような場合、他人とのつきあい方や物事の段取りは
何度も繰り返すことによって、その対応方法をテクニックとして
身につけていく。
しかしながら、こと感覚過敏に関しては、どうしてやることもで
きないので、せめて他人に対してうまく説明できるようになれれ
ばと、サポートするのみだ。

世の中のみんな、どう感じているのかは言い合わないものだ。


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市屋千鶴 [MAIL]