またまた、あっという間に中学校の給食が終わり、昼までで息子 が帰宅する時期になってしまった。 来週にはカレー実習という日があって、作ったカレーは先生方に 食べていただいたりもするが、各自が持ち帰って昼ご飯にする。 1学期も給食がない時期にカレー実習があった。 そういえば、小学校の頃も毎年カレーパーティーというイベント があって、それはやはり給食がない時期の12月だった。 息子は毎年、学校でカレーを作っているというわけだ。
この前の日曜日には、小学校時代からの友人たちと電車乗りに出 かけた息子。 帰宅後の第一声は「ああ、楽しかった。」だった。 それは良かったと思いながら、カメラを見せてもらうと、やはり そこには電車しか写っておらず、相変わらずだなと思った。 東急と京急に乗ってきたのだということは、写真を見ればわたし にもわかる。 レアな電車がたくさん見れたと喜ぶ息子は、満足げであった。 そうやって誘ってくれる友人たちがいることは、ありがたいこと だと思うし、学校の先生や先輩にも恵まれているなと思う。
特別支援学級というのは、全学年が同じ教室で過ごすので、先輩 とも長い時間を共にする。 そのためか、支援級の先輩後輩で構成される友人関係は、特別の ものであるらしい。 学年は違っても、幼なじみのようなものだ。 親の方も、その先輩たちが卒業しても気になるし、話題にもなる。 「今日は学校に○○君が来たよ。」などという報告を受ければ、 元気だったかとか、相変わらずだったかとか、尋ねてしまう。
来年は、兄のように慕う大好きな先輩達が卒業してしまうが、そ のかわりに仲の良かった後輩が入学してくる。 そうやって支援級の子どもたちは、普通級の生活では部活以外で はなかなか構築できないであろう友人関係を養っていくのかもし れない。 町の中で遭遇しても、声をかけると挨拶をしてくれたり、おじぎ をしてくれたりする。 それも、よく学校の行事に参加していて、子どもたちと顔なじみ になっているからかもしれない。
出会い、巡り合わせは選べない、 だからこそ、出会った人やその人との繋がり方が大事だし、それ ぞれの相手との繋がりに感謝することも大事なんだと思う。
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