鶴は千年、生活下手

2011年10月05日(水)

寒い雨である。

子どもの頃、運動会はいつも秋だった。
秋は稲刈りがあって、稲刈りが終わると餅をついて祝う。
お祭りの村も多い。
市の夏祭りは8月の終わりだった。
花笠をまわして踊る花笠踊り。
わたし達は学校の運動会で花笠をまわして踊ったものだ。
小学校は手踊りだ。
小振りの花笠を使い、笠はまわさない。
中学では実際にかぶるような笠で花笠を作り、笠をまわす笠踊り
だった。
花笠をまわすのが最初は難しかった。
ああ、なつかしいなあ。
だからなのか、この辺でさかんに踊られる「ソーラン」がどうも
しっくりこない。(よさこいソーランって言うのか?)
それはそれで、子ども達はがんばって覚えてかっこ良く踊ってい
て拍手いっぱいなのだけど、魂には響かない。

幼い頃から慣れ親しんでいる花笠音頭でないと燃えないのだ。
それも、笠まわしでないと燃えないのだ。
笠をまわしながらの「やっしょーまかしょっ!」は気合いが入る
のだ。
生まれ育った土地の祭りというのはそういうものだろう。
魂が、歌や踊りと密接につながるような感覚である。
都会にはそういう音頭や踊りがないのが少し寂しいように思える。
阿波踊りが、あちこちでその代わりをしているのは否めないが。

どういうわけか、ソーランよりも阿波踊りに共感する。
なぜだろう。
東林間暮らしが長いからか。


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市屋千鶴 [MAIL]