鶴は千年、生活下手

2011年05月13日(金) ヒーロー好きな訳

わたしがヒーロー好きな訳。

小学校高学年の頃、父と母はよくケンカしていた。
(まあ、原因はたいてい今の母のことなのだが。)
それは口論で終わることも有れば、夜中の暴力沙汰になることも
あった。
母から正論をぶつけられて、本来は口の達者な父が手を挙げる。
祖父母も止められなかった。
というより止めなかったのだろう。
姉は高校生になり、山形市内に一年中下宿していた。
小学生のわたしは父を止めることもできずに、ただ布団をかぶっ
てじっとうずくまっていた。
週末に帰ってくる姉は、何も口出ししないわたしに腹を立てた。
わたしが言っておさまるものなら、とっくの昔に言っている。
そう言いたい気持ちをぐっとこらえて、姉の責める言葉を聞いて
いた。
止められるものなら、止めたかった。
いつも家にいるのはわたしの方なのだから。
しかし、12歳の女の子に何ができただろうか。

父の知り合いの夫婦も、夫の方が酒乱でよく暴れた。
しかし、その家は男の子が2人いて、大きくなった息子達は父親
を止めることができた。
そんなよその家が羨ましかった.
わたしが男の子だったら、父を止めることができたかもしれない
と思いながら育った。
自分が男の子なら良かったのにと。

きっと、そのせいなのだ。
弱いものを守るヒーローに憧れた。
アイドルへのあこがれのようなものではなく、自分もヒーローの
ように弱いものを助ける存在になりたかったのだと思う。
その思いが、今現在のヒーロー好きに続いているのだ。

受けた傷さえ力に変えて守るべきものを守る。
なんて魅力的なんだろうかと思う。
だから、アニソンを聴いているとうれしくなってしまうのだ。
この年(51歳)になっても、まだまだ子どもです、はい。

 背を向けたままでだれかを守ってる われにちからを きみにちからを(市屋千鶴)


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市屋千鶴 [MAIL]