鶴は千年、生活下手

2005年01月24日(月) 損すること

わたしは声が低い。
夫に対してかかってきた仕事先の人からの電話にわたしが出ると、
「奥さん、機嫌が悪いの?」と訊ねられることが多いらしい。
本人は普通に話しているのに、機嫌が悪いと思われるのは損だ。
夫にももぐちゃんにも、少し高めの声で接しているのだが、そう
してばかりも居られないことだってある。
わたしが少しばかり真剣になっているときに話しかけられると、
声のトーンをあげずに受け答えしてしまうことがあるのだ。
そうすると、夫は機嫌が悪いと思って、自分の方がご機嫌斜めに
なってしまうのだ。
そうじゃないと言っても、その時点では逆効果なのである。
そうして、お互いに不機嫌になったままで会話すると、物の見事
に会話がすれ違う。
昨夜がそうだった。

しばらくして、お互いに反省しながら話をする。
今日は一日わたしの機嫌が悪かったという夫。
事の起こりは、昼少し前に起こした時に一言だけわたしが文句を
言ったこと。
夫は、寝起きのぼんやりした頭で、それを何度も言われたように
勘違いし、「くどくどと文句言われた。」とむくれた。
わたしは、(一度しか言っていないのに、くどくどとなんてっ!)
と思い、少し機嫌が悪くなった。
しかし、その機嫌はすぐに直ったのだ。
直ったというよりも、押し殺してしまったのだった。
だから、一日と言われて腹が立った。
夜の会話の時は、少しだけ真剣に受け答えしただけだったから。

声が低いので機嫌が悪いと言われることは、しんどいのだ。
外に対しては、声のトーンを上げて話すようにしているから、逆
にいつも元気だとか言われたりもする。
一緒に暮らしてもう10年目になるというのに、真剣さと不機嫌
さの区別ができないなんてねぇ。
わたしだって、たまには真剣になるんだよー。
でも、真剣になると、ついつい低い上に口調が鋭くなるのがいけ
ないのだろうな。

 だんだんと遅くなってく日の入りに雨戸を閉める音の合唱(市屋千鶴)


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市屋千鶴 [MAIL]