なんだか、毎年梅雨の前に、もう真夏のような天気だねと言って いるような気がする。
一昨日、昨日と、夫はもぐちゃんとシャワーである。 だいぶ慣れた、とはいえ、なぜか夫とお風呂に入って出てくると、 タマタマが縮んでいるというのは、どういうことか。(笑) よっぽど緊張しながらの入浴なのだろうか。
いつもどきどきさせられる相手であるのに、夫が家にいる間は、 夫を探していて、見つけるとわくわくした顔で夫を見る。 わたしとは違うあやし方、わくわくするようなあやし方をしてく れるのだから、当然だろう。 それに、夫のあぐらにすっぽりと納まるようにして抱っこされる のが好きらしい。 わたしのあぐらと違い、背中に隙間が空いているので、居心地が いいようだ。
土曜日の昼のこと、起きる起きないで夫とちょっとぶつかって、 夫がタバコを吸いに外に出ていた時、父から電話が来た。 ビールを1杯飲んだら電話したくなったのだと言っていた。 わたしはイライラしていたから、ふんふんと聞いていたが、また しても、わたしの体に悪いところはないかと聞いてくる。 わたしが母と同じ病気であるということを、子供が産まれて最初 に電話してきた時に伝えた。 その後も電話がある度に、病気があることを言っている。 にもかかわらず、まるで初めて聞いたように驚き、母に似たから 病気になって大変だ、自分に似れば元気なのに、自分は病気一つ しないのだからと話した。
迷惑をかけた周囲の人が、自分よりもずっと早く次々と亡くなっ ていったことを、どう思っているのかと、わたしはまた思った。 「ほんとうに、とうちゃんばり(ばかり)、元気でなぁ。」と、 わたしは語気を強めて言い放ってしまったが、父にそれは伝わって いたのだろうか。
怒りを抱え込んだまま電話を切ったところに、夫が戻ってきた。 イライラの最初の相手であった夫は、今度は慰め役になった。 わたしは、父が生きていて、母が死んでしまったことが、やはり 許せないのだ。 あんたが死んでかあちゃんが生きていれば良かったのにと、直接 本人に言いたかったと、夫にすがって泣いた。 迷惑をかけた人が死んで行くのに、自分だけ元気だと自慢するよ うな父が許せなかった。 そんなわたしに、夫は、そういう人だから長生きするんだよと、 なだめるように言った。
夫とぶつかっていた最悪のタイミングに電話をかけてきた父だが、 そのイライラが夫ではなく父を相手にすり変わり、夫と仲直りで きたという点から見れば、最高のタイミングで電話してきたのだ とも言えるなと、落ち着いてからわたし達は思ったのだった。
もぐちゃんと三人で横になりながら、昔、父と母が話し合いをす る時に、同行していたわたしはその場から外に出され、雪の中で 自販機のうどんを食べた時のことを、夫に話していた。 なんだか、すごく昔のことを思い出した。
子供を産んで自分も母親になってみて、改めて自分がいかに母の 存在を強く求めていたのかを思い知らされることが多い。
050:おんな 「おんな」って、ひらがなで話す男達 あなた達とは恋はできない (市屋千鶴)
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