鶴は千年、生活下手

2003年02月05日(水) 催眠学習効果

今日は、ちょっと義理で出かけた。ちょいと品川まで。

日曜日、「特捜200X」を見ていて、催眠の話をしていた。
その話題は、7年間にわたり約1000回も治療という名目で
催眠術をかけられ、果ては夫を殺すように、それが失敗すれば
今度は自殺するようにと後催眠指示を受けていた女性のことだ
った。

それを見ていた夫がこう言った。
「ねえ、ねえ、おれが寝てる時に耳元でささやいて、何か
 暗示をかけてなかった?」
「えっ?」
「もっと好きにな〜れ、もっと好きにな〜れ、って言って
 なかった?」
「そんなことしてなかったよぉ〜。」
「そっかぁ。」
「ふっふ〜〜ん、それって、もっと好きになったからそう
 思ってるわけだねっ。」
「。。。。。。。。。。」
「ねえってばぁ。」
「こっぱずかしいことを言わせるんじゃないよっ。」

普段、本心を言わない夫だが、ひょんなことで表面化してしま
った自分の気持ちに、ちょっぴり頬を染めて反撃する様子を見
ていたら、わたしはやっぱり幸せ者だと思った。

そんな夫、夕べは夜中の2時半に帰ってきた。
定休日前とあって、なんとか2時まではがんばって起きていた
のだが、あえなく睡魔に負けてうとうとしてしまっていた。
ふと目をさますと夫が着替えていた。
布団に入り、わたしと手を繋いで眠ろうとする夫。
「おる、おる。」(いる、いる、という意味)

仕事で帰宅が遅く、二人で起きている時間が少ないことを、夫
もまた寂しいと思っていたことに、今さらながら気付いた。
二人だけの暮らし、そういうこともあるよね。

わたしはいつもいるよ。

 夜はいつも君が保護者でいてくれてわたしは夢見る子供のままだ
                           (市屋千鶴)


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