新年会は、久しぶりの全員参加で、実に楽しかった。 離婚した従弟の子供たちは、なぜかとても楽しそうに見えた。 昨年までは、新年会にいても下を向きがちだった。 ジュースをお代わりするのも、気のせいか親の顔色をうかがう ようなところがあった。 だけど、今年は何かが弾け飛んだように楽しそうに子供同士で 遊んでいた。
帰り道、夫と従妹とその話をした。 楽しそうで良かったって。涙が出そうだった。 自分はどうだったのかと考えた。 わたしも、父が一緒のときは父の顔色をうかがう子供だった。 父を怒らせてはいけないと思っていた。 父を怒らせると、母が酷い目にあうのではないかと思っていた。 だから、母の実家にわたしと姉だけで行っているときが一番楽 しかったのだろうと思う。
母の実家でも、伯父はお酒を飲むと荒っぽくなってしまう人だ ったから、伯母が機嫌を損ねるようなことをついやってしまう と物が飛ぶという状態だった。 だから、いとこ達もその伯父の機嫌を取るのがうまかった。
あの子達も、そうだったのだろうか。 どちらが悪いというのではないが、父親と母親がどちらも機嫌 の悪そうな顔をしていたら、またケンカしてしまうのではない かと思って、両親の顔色をうかがっていたのではないのか。 機嫌を取っていたのではないか。 まだまだ中学生なんだから、子供らしく遊べばいいのだ。 子供同士でいるときくらいね。
新年会に来てくれてありがとう。 これからも、わたし達に笑顔を見せてちょうだいね。 そして、別に暮らすようになってしまったお母さんも大事にし てね。
満面の笑みを見ている大人達笑う門には来るという福(市屋千鶴)
今日はぷらむ短歌会の日。
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