鶴は千年、生活下手

2002年10月27日(日) 日光の旅(2)

二日目は、9時の出発予定を30分早めて出発。
宿泊は湯元の方だったから、湯の湖や中禅寺湖の紅葉を眺めな
がら、まずは「華厳の滝」へ。
早めの出発の効果で、見学用のエレベーターにも並ばずに乗れ
たし、お土産物屋さんもまずまずの混み具合だった。
出だし好調。

いろは坂を下りながら、坂ごとに異なる紅葉を眺める。
日本人で良かったと思うひととき。(^^)
四季折々の風景を愛でることができるんだものね。
とにかく、紅葉がとてもきれいだった。

日光市内に下りたが、昼食にはまだ早いからと、先に東照宮を
見学。
実は初めてというメンバーもいて、ぞろぞろとミニ団体で歩く。
(わたしも姉も始めてだった。(^^;あはは )
坂や階段が、姉や従姉にはちょっときつかったみたいだった。
が、なんとか無事に見学も終了し、後は帰るだけ。

さすが身内の旅行だ。
何ヵ所も見て回るのではなくて、少しでも楽なようにという点
を重視しての旅行だから、3ヵ所も見るところが有ればOK。
なによりも、バスから眺める紅葉は実にきれいだった。

思うに、アメリカ人である従妹のハズが、「来年は日光に行き
たい!」と言わなければ実現しなかったであろうこの旅行。
そして、難病の従姉が回復していて、彼女の夫が交通事故から
復活していて、わたしの姉が透析に慣れていてという、今でな
ければ実現しなかっただろうこの旅行。

姉は言った。
「しあわせだわぁ。こんなきれいな紅葉が見られて。」
従姉も言った。
「ほんとだねぇ。いい時期に来れて良かったね。」
二人の心の中には、言葉にしない言葉が有るはずだった。
「お互いに旅行できるまでになって良かったね。」
そして、二人の妹であるわたしと従妹にも、言葉にしない言葉
があった。
「姉達が元気に旅行が出来るようになってほんとに良かった。」

そして、わたし達従姉妹すべてが思ったこと。
二人の叔母とその連れ合いが、こうしてずっと仲良くしていて
くれるおかげで、こういう集まりがずっと20年以上も続いて
いるのだということ。
きっかけをくれた従妹のハズにも、叔母達にもいとこ達にも、
その家族達にも、たくさんのありがとうを言った。

幹事として、そんな集団の一員として。

 なによりも一緒に旅行できたこと姉の家族とわたしの喜び(市屋千鶴)

宿の部屋が乾燥していたので、ちょっと喉を傷めているらしい
みんなだけれど。(^^;


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市屋千鶴 [MAIL]