身内で旅行する費用を計算中。 うっかりして、叔母に毎月立て替えてもらっている会費を予算 に入れてしまっていた。 集めてもそれは叔母に返すお金だったのにぃ。(T_T) 叔母には毎月積み立ててもらっている。通帳も叔母が管理。 すっかり凹んで、計算し直した。
う〜〜〜ん、予備の手持ち金が心もとない。 叔母に計算し直した結果を報告し、おろしてもらう金額を相談 すると、寄付していただけると言うありがた〜〜いお言葉。 こうしてわたし達いとこ連中は、二人の叔母にお世話になって いるのだ。(いつまでもごめんね、おばさん達。) またまた、いろいろと許してもらって生きていることに感謝。
会費っていうのも、毎年旅行していた頃の半分になっている。 だから、旅行なんかすると残高なくなっちゃうんだよね。 次のイベントは新年会だけど、いつも安いところでやっている ので、そこは大丈夫だろう。うん。 来年とか、もう旅行は当分行かないよ〜〜〜、みんなぁ。 行くなら有志で行ってくれ〜〜、会費が無いから。(T_T)
ところで、こんなに仲のよい我々だけど、結構辛いこともある んだよね。 母の実家、つまり叔母達の生まれた家でも有り、従姉妹達の生 まれ育った家。 これが人手に渡ることになった。 後を継いだ従兄が農協から借金していて、何年かまえから家族 みんなで出稼ぎしていても結局返せなくなってしまったのだ。 家族みんなで家を出ると決めたとき、必ず帰ってくるからと、 近所の親戚にも管理をお願いしたりしていたのに、借金は減ら なかったんだね。 親戚中かき集めたら集まるお金だけど、これまでに何回も援助 してきているから、もう出せないんだよね。 叔母達も、従姉妹達も。 それぞれが、従兄から返してもらってもいないらしい。 わたしと姉は立場が違うので、何もしていないけど。(^^;
39歳独身の従妹は、あきらめきれないらしくてわたしに電話 をしてきた。 別のどうにかして欲しいのではなく、自分の気持ちを聞いても らいたかったのだと言う。 頑張れば何とかなる金額だけど、今はそこに誰も住んでいない のだからどうやって維持していけるのか。 一時の感情で家を取り戻しても、その後が続かないよねって、 冷たいようだが、そんな話をした。
わたしの生家は、高校生のときに取り壊されてなくなった。 祖母、祖父と、高校1年の10月に相次いで亡くなり、住む人 がいなくなってしまったから。 とても古い家だったし、祖父母は共に痴呆症になっていたから 家の維持なんてできていなかったらしい。 でもね、父親の兄弟が同じ村の中に住んでいるのになんだよ。 わたし達(姉とわたし)は、父親ではなく母親を選び自分から 家を捨てて出たのだから、生家が無くなったからと言って悔し がったり悲しがったりする訳にはいかない。
今はとってもつらいだろうけれど、家の形が残っているうちに 写真でも撮っておいでよ、と従妹に言った。 きっと、雪が降ったら潰れてしまうよね、古くて人が住んでい ない家なんて・・・・・
わたしたちが子供の頃一緒に撮った写真とか、わたしは大事に しまってあるよ。 生家の裏で姉と一緒に撮った写真だって、大事にとってある。 あんた達姉妹とわたし達姉妹は、ほんとによく一緒だったよね。 あのころがあるから、今もこうして姉妹のようにみんなで仲良 く旅行したり新年会したりできるんだもんね。 きっと、あんたのかあちゃんも、とうちゃんも、ばあちゃんも、 天国の家からずっとあんたを見ているよ。 あの家はなくなってもね。
思い出は写真の中に残されてずっと変らぬ人の住む家(市屋千鶴)
|