鶴は千年、生活下手

2002年10月13日(日) やっと衣更え

人間、いろんなことを乗り越えて毎日暮らしている訳で、日々
の生活はうっかりしていると忘れそうになる。

やっと衣更え。
寒かったり暑かったりで、半袖でいいかっていう日もあったし、
重ね着するほどの日もあるしで、やっと衣更えに踏み切る。

この三連休は、二人とも予定無しのぼんやりした三日間。
来週末、その次の週末と、早起きして出かけなければならない
ので、鋭気を養い中。(^^;

来週末は、短歌の勉強会で吟行。
お散歩しながら短歌を作るんだね。
で、普段でさえ2時間半かけて通っているんだけど、その日は
10時集合なので、7時半に家を出る。
午前中に吟行して、お昼を食べて、午後から合評なんだけど、
わたしは夕方から上京する知人と会いたいので、途中まで。

その次の週末は、身内の日光旅行なんだけど、8時に出発する
んだよね。それも2時間近くかかる所から。(T_T)
6時過ぎの電車にのる。5時台に家をでなくちゃならん。
一人ならまだしも、寝坊助の夫と一緒に行くのだから、その日
はきっと大変な朝になるんだよね。(;_;)


なんて、ぼやいていたら友達から電話がかかってきた。
衣更えが終ったら、夕方から飲もうって。
それぞれが電車に乗って、都心に出るんだ。

新宿で待合わせして、居酒屋さんへ。
早く着きすぎた彼女は、待合せ場所で人々の流れに飲み込まれ
そうになりながら、待っていた。
わたし達夫婦は二人とも大柄だから、彼女の方からすぐわかる。
助さん、格さんを従えた、御老公みたいになって歩いた。

彼女とは夫と付き合う前からの友達で、付き合い始めの頃から
わたし達のことを知っている。
引越しのときには手伝ってもらったり、手伝ったり。
温泉旅行も一緒に行く間柄。
いつもお世話になっております。m(__)m

ウーロンハイとか飲みながら、茄子焼とか食べながら、いろん
なことを3人で話した。
会社(夫と彼女は同じ会社)のこと、飼っている3匹猫のこと、
テレビ番組のこと、「回転寿司発見っ!!」と叫んでしまった
わたしのこと、魚屋さんで子持ち昆布を見ていてよだれを垂ら
してしまった彼女のこと、などなど。
取り止めも無く、いろんなことを話した。

あんまり楽しくお話しすぎて、社員旅行のときに買ったお土産
を渡し損ねた。(T_T)おばかー。
途中の乗換え駅から彼女に電話して、忘れちゃったよと話す。
「途中で思い出したけど、忘れてるんだなぁって思ってた。」
と、彼女。
貰う側から、「お土産は?」とは聞けないよね。ごめんね。

夫は、行きも帰りも、ポケットに忍ばせたiPODで音楽を聴
いていた。
でも、わたしがしょっちゅう話しかけるから、帰りの途中から
は聴かなくなってしまっていた。ごめんね。

いろいろなことを許したり許してもらったりして暮らしている
ことに感謝する夜。

 都会から逃げ帰るような電車にて減りゆく人を見送っている(市屋千鶴)


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