今日の夕飯は、「芋煮」。 昨日はお休みだったから、自分で好きなものをたくさん食べてし まった。それで晩御飯はリンゴのみだった。 夫は23時ごろに帰ると予告が有ったので、急いで牛丼にした。
だから、今日は牛丼の名残が残る「芋煮」。 里芋、こんにゃく、長葱、牛肉。 今日はオプションでぶなしめじを追加した。
小中学生の頃、子供会で芋煮会をやった。 近所の川原で、かまどを作って大きな鍋をかけて。 里芋はすべって危ないので、各家で下拵えしたもの持たされる。 一升瓶に何本も水をいれ、醤油も一升瓶で持っていく。 お酒は、子供会なので持っていかない。 (料理しないで飲んじゃうといけないからね。(笑) )
各自が必ず持って行くもの。 お弁当箱にご飯、汁椀、箸。
芋煮だけだとなんだかちょっと物足りないので、ポテトサラダを いつも作った。皿の代わりは、お弁当箱のふた。
お肉を入れてじゅうじゅう焼いたら醤油をいれて、水を入れて、 具を入れて、ぐつぐつ煮るだけ。 それなりの味なら、子供でも作れるのさ。 芋煮とご飯とポテトサラダ。もう大満足だったなぁ。
両親が離婚してからのことだけど、わたしは高校生の頃に下宿し ていて、たまに父親の家にご飯を食べに行ったりした。 下宿先なんかも探してくれたりしてたから。 当然、その家には新しい奥さんが居る。 今だから「おかあさん」と呼ぶようにしているけど、その頃はま だ名前で呼んでいた。 だって、自分の母親は生きているんだから。 それに、母親は「かあちゃん」であって「おかあさん」ではない。
その彼女は、とっても料理がうまくて、それは楽しみだった。 母は、ひたすら畑や田んぼに出ていて、外でおいしいものなんか 食べたことが無くて、自分が育ってくる間に食べたものしか作れ なかった。 父は、見栄っ張りで遊び好きだったから、いろんな所に出かけて 食べたり飲んだりしてくる。 父は母が料理が下手だとよくおこった。 下手なんじゃないよ、知らないだけなのにね。 だから、新しい奥さんがとても料理上手なのは、子供ながらに妙 に納得していたっけ。
で、彼女の作る芋煮には、しめじが入ってたんだよね。 それがおいしかったので夫に食べさせるときにはしめじを入れる。
でも、わたしが一番好きな料理は、母が作ってくれた料理だし、 一番得意な料理も母が作ってくれた料理だ。 大根と油揚げの炒め煮とか、茄子の味噌炒めとか、じゃがいもの 甘辛あんかけとか、ぜんまいと油揚げの煮付けだとか。
夫はわたしの煮物を「ちーちゃん煮」といってひとまとめにする。 炒め物は「ちーちゃん炒め」だ。(T_T) 料理の名前は覚えないよ、彼は。おいしいって食べてくれるけど。 献立に文句は言わないし、ほんといい旦那様です、ハイ。(^_^)
里芋も牛肉もその味がして我が身のうちに故郷は帰る(市屋千鶴)
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