鶴は千年、生活下手

2002年10月02日(水) 恋の歌

台風一過の青空の下、子供たちは大騒ぎだ。

短歌の勉強会のメンバーで暑気払の食事会が8月に有った。
そのときに人生の先輩方に言われたこと。
わたしの夫が11歳年下で、結婚してまだ5年目だと言ったら、
「ああ、それで恋の歌が詠めるのね。まだ新婚だものね。」って。

確かに子供のいない結婚5年目の夫婦はまだ新婚気分が抜けない
と言えなくも無い。
だけど、恋の歌を詠むのに年齢は関係あるのかなぁ。

そういえば、わたしより年下の知合い(短歌関係)の方にも同じ
ようなことを言われたような気がする。
もう、恋愛の歌は詠めないなぁ。
無理すると性愛の歌になっちゃうの。  って。
子供を持つと、恋の歌なんか詠まなくなってしまうのだろうか。

でもね、わたしだって恋をしているから恋の歌を詠むわけではな
いし、相手を夫に限定して作るわけでもない。
青少年の頃の片思いが題材の場合がほとんどなんだよね。

 40になったあなたを目にすれば夢の世界で恋などしない(市屋千鶴)

きっと、思い出の中だけの恋はこんなものなのだろうと思う。


あとは、恋する人への応援歌に。

 届かぬとわかっていてもひたすらに恋はするもの愛は知るもの
                           (市屋千鶴)


実際、恋をすることがあっても、きっとこうなんだろうと思う。

 捨てられないものをたくさん持つ今はせつない胸だけ恋しています
                           (市屋千鶴)

う〜〜ん、古い歌、引っ張り出してきちゃったなぁ。(;_;)


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