夫は寝起きが悪い。良くないではなくて、悪い。 おまけに一人で起きられないらしい。 目覚ましを止めて寝ちゃうタイプなんだよね。
夫は11歳下で、知り合ったのは会社。(銀行の次のとこ。) 35歳と24歳だった。 グループ会社同士だったので、わたしの会社に応援に来ていた。 二人ともコンピュータソフトの開発をやってたんだけど、その 頃は別々のプロジェクトだった。 ただ、進捗会議なんかやるときは、みんな一緒だったから同席 していたけど。
そんな彼は、よく寝坊してきた。 あきれるくらい寝坊する。 こんな奴が社会人でいいのだろうかと思うくらい遅刻もする。 システム開発は時間が不規則だからそれなりに務まっているよ うなものの、やっぱりいつも注意されてたんだよね。
それで、休日出勤とかも一緒になったりしたわけで、話をして いる内にいいやつだぁって思ったんだよね。 で、起きれないなら起こしてやろうかという話になってね。 姉の家に居候している身でありながら、モーニングコールなど 始めたのだった。 1回、かけて起こして、しばらくしてもう1回かける。 そうしないと、生返事しただけでまた寝てしまうから。 なんでそうなのかというと、あの頃はインターネットではなく て、ニフティのチャットを毎晩やってたんだね、彼は。 それで毎晩遅くなるもんだから、朝起きれなくなるというのだ。
モーニングコールにもなれちゃった頃、彼はわたしにモデムを 預かって欲しいと言ってきた。 それが無ければ、夜中までチャットで起きていないですむから。 そんなこんなで、彼との間は接近して誕生日を祝ってあげたり なんかまでして付き合うことになったのだった。 その頃には、36歳と25歳になっていたね。 その翌年には同棲を始めていた。 きっちりと毎朝起こす人が絶対必要だったんだよね。(^o^)
そうそう、夫は寝起きが悪いに戻る。 この3連休に出勤した夫は、今朝も寝起きが悪かった。 起こして朝食を食べさせる。 食べ終わっても出勤時間まで余裕があるんだよね、悪いことに。 そこで、夫はまた寝る。(^^;
わたしは、自分の出勤の準備をする。 わたしも夫も10時からお仕事。 わたしは徒歩2分、夫は自転車で15分。 休み明けのわたしは少し早めに9時半頃に行く。 もう起きないと間に合わないよと起こすと、1時間遅く行くか ら10時半に起こしてくれと言う。 しょうがないなぁって言いながら、会社に出勤したんだけども 気が付いたらもうお昼休みだった。(T_T)
わぁ〜〜〜ん、夫は起きたんだろうか。 どうしようーっ! 慌てて自宅に戻る。(いつも昼休みは自宅。) いない。 良かった、自分で起きていったらしい。 とりあえず携帯に電話すると、「余裕、余裕。」だって。 なんだ、この数年きっちりと起こしてきた甲斐が有ったんだね。 いつまでも、「三年寝太郎」じゅあないんだねぇ。(T_T)うん
朝はわたしが親になって、寝起きの悪い夫の面倒をみる。 夜は夫が親になって、すぐ眠くなってしまうわたしの面倒をみる。
お互いに必要だからそばにいる親で子供で夫婦な二人(市屋千鶴)
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