鶴は千年、生活下手

2002年09月24日(火) 起こし忘れた妻

夫は寝起きが悪い。良くないではなくて、悪い。
おまけに一人で起きられないらしい。
目覚ましを止めて寝ちゃうタイプなんだよね。

夫は11歳下で、知り合ったのは会社。(銀行の次のとこ。)
35歳と24歳だった。
グループ会社同士だったので、わたしの会社に応援に来ていた。
二人ともコンピュータソフトの開発をやってたんだけど、その
頃は別々のプロジェクトだった。
ただ、進捗会議なんかやるときは、みんな一緒だったから同席
していたけど。

そんな彼は、よく寝坊してきた。
あきれるくらい寝坊する。
こんな奴が社会人でいいのだろうかと思うくらい遅刻もする。
システム開発は時間が不規則だからそれなりに務まっているよ
うなものの、やっぱりいつも注意されてたんだよね。

それで、休日出勤とかも一緒になったりしたわけで、話をして
いる内にいいやつだぁって思ったんだよね。
で、起きれないなら起こしてやろうかという話になってね。
姉の家に居候している身でありながら、モーニングコールなど
始めたのだった。
1回、かけて起こして、しばらくしてもう1回かける。
そうしないと、生返事しただけでまた寝てしまうから。
なんでそうなのかというと、あの頃はインターネットではなく
て、ニフティのチャットを毎晩やってたんだね、彼は。
それで毎晩遅くなるもんだから、朝起きれなくなるというのだ。

モーニングコールにもなれちゃった頃、彼はわたしにモデムを
預かって欲しいと言ってきた。
それが無ければ、夜中までチャットで起きていないですむから。
そんなこんなで、彼との間は接近して誕生日を祝ってあげたり
なんかまでして付き合うことになったのだった。
その頃には、36歳と25歳になっていたね。
その翌年には同棲を始めていた。
きっちりと毎朝起こす人が絶対必要だったんだよね。(^o^)

そうそう、夫は寝起きが悪いに戻る。
この3連休に出勤した夫は、今朝も寝起きが悪かった。
起こして朝食を食べさせる。
食べ終わっても出勤時間まで余裕があるんだよね、悪いことに。
そこで、夫はまた寝る。(^^;

わたしは、自分の出勤の準備をする。
わたしも夫も10時からお仕事。
わたしは徒歩2分、夫は自転車で15分。
休み明けのわたしは少し早めに9時半頃に行く。
もう起きないと間に合わないよと起こすと、1時間遅く行くか
ら10時半に起こしてくれと言う。
しょうがないなぁって言いながら、会社に出勤したんだけども
気が付いたらもうお昼休みだった。(T_T)

わぁ〜〜〜ん、夫は起きたんだろうか。
どうしようーっ!
慌てて自宅に戻る。(いつも昼休みは自宅。)
いない。
良かった、自分で起きていったらしい。
とりあえず携帯に電話すると、「余裕、余裕。」だって。
なんだ、この数年きっちりと起こしてきた甲斐が有ったんだね。
いつまでも、「三年寝太郎」じゅあないんだねぇ。(T_T)うん

朝はわたしが親になって、寝起きの悪い夫の面倒をみる。
夜は夫が親になって、すぐ眠くなってしまうわたしの面倒をみる。

 お互いに必要だからそばにいる親で子供で夫婦な二人(市屋千鶴)


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