ワタシと和也の選んだ道。 |
とてもつらいけれど悲しい報告ではありません。
ワタシと和也は、 きちんと話し合いをして お互い納得する結論を出すことができました。
ワタシは一人で闘いたかったけれど 力不足でした。 話し合いの場には、 いつもお世話になっている姫と、 ここあと、たつやに立ち会ってもらうことになって 5人で話し合いました。 客観的な意見も聞きながら、 和也の本当の気持ちも聞くことができて、 最終的にワタシも「分かった」と頷くことができました。
和也は、ワタシが病気を治すこと、 今の精神状態を少しでも元に戻していくこと、 泣き虫や弱虫なところを直すこと、 常識的な行動を身につけることを すごく応援してくれていて、 何度も「頑張れ」って言ってくれました。 そして、ワタシがきちんと一人でシッカリできるようになったとき、 またコイビトとして付き合いたいと言ってくれています。 ワタシの病気が治るのを見守ってくれるし、応援してくれるし、 待っててくれると言ってくれました。
それまでの間に、 ワタシに好きな人ができるかもしれないし 和也に好きな人ができるかもしれないし これからどうなるかは分かりません。
だけど、ワタシと和也には 2人で過ごした2年半という時間があって そこで培ったものや想い出は 2人にしか分かり得ないものです。 2人でしたボウリングの楽しさも、 2人で食べた美味しいゴハンの味も、 2人で観たライヴの感動も、 ワタシ達にしか価値のないモノかもしれないけれど すごく貴重で重要な財産です。 それがある分、2人の絆は強いと思います。
だから、お互いがお互いに 自分を一番理解してくれる人間だと認めています。 ワタシは和也の音楽が大好きで 和也のギターが大好きで、 それがどれだけ素晴らしいものかも分かっているし 和也がどれだけギターが大好きかも知っているし だからワタシは誰よりも和也を応援しています。 そのことを和也も分かってくれているので これからもずっと、音楽をやる人間としてのワタシを 認め続けてくれると思うし、 ひとりの人間としても、 ワタシのことを大切にしてくれると思います。
だから、ワタシはまた絶対に 和也と前みたいに 2人で手をつないで歩ける日々がくると信じて 頑張ることができそうです。
話し合いは、夜から朝まで続いて とても時間はかかったけれど、 ワタシは少し笑うことができたし、 和也も笑ってくれました。 今回東京へ来たのは、 ライヴをするためだったけれど、 ワタシは、ワタシの前で笑ってくれる和也を見たかったので それがとても嬉しかったです。
話し合いを終えて、2人で 姫の家から和也の家に帰って、 2人で眠りました。 それは、久しぶりに すごく穏やかな眠りだったと思います。 とても幸せな時間でした。
世間一般から見れば これは「お別れ」になってしまうのかもしれないけれど ワタシと和也には、これが再スタートになると思っています。 今、つらくないと言えば嘘です。 だけど、こんなに前向きなお別れはないと思います。
ワタシもつらいけれど、 和也だってつらい選択だったと思います。 だけどそれは、ワタシのためを思ってのことです。 「オレのことは考えずに、病気を治すことに専念しろよ」 っていうコトバは、決して突き放したり見捨てたりしたわけじゃなく ワタシのことを一番に考えた上での決断だったと思うのです。 だからワタシは今、自分のために 自分を変えなければならないと思います。 和也が応援してくれて、待ってくれている。 ワタシはそれで頑張れると思います。
ワタシと和也は これからは一応「友達」になります。 だけど、ワタシの中で和也は特別です。 とても大切で、大好きな人です。 和也も、ワタシのことを好きと言ってくれています。 お互いに、特別な存在なのです。
今日は、目が覚めてから、 まず、桃木立のベースのかずさんのおうちに行って 和也の機材を引き取りました。 それから、タクシーで和也の家に戻って ワタシは帰る準備をして 2人で東京駅へ行きました。
そして、2人でラーメンを食べました。 美味しいね、とか 同じ値段出すなら光麺の方がいいな、とか やっぱり一蘭が美味しいかも、とか でも、あまんが美味しいからまた食べたい、とか いろいろな感想を言い合いながら食べました。 そういう価値観が合う人が和也なので やっぱり和也を絶対に失いたくないと思えた食事でした。
そして、新幹線のホームまで送ってもらいました。 ワタシは和也と手を繋ぎたかったけれど 和也はそこで「甘やかすとよくないから」って言ってくれました。 和也はずっとワタシの荷物を持ってくれて 新幹線のドアの前で、 出発するまでワタシの目の前に居てくれました。 和也の言動の全てが、ワタシへの愛情で溢れている気がしました。 これは、ワタシの思い込みや妄想ではありません。 和也はそんな演技が出来たり、嘘がつけるほど器用じゃないので ワタシが感じたことは本物だと思います。
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2005年09月26日(月)
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