ノルウェイの森 |
それはホントに アタシに向いてるのか?
「性格の不一致」は 理由として不相応。
でも 「価値観の違い」は 重要。
同じ考えでヨカッタと思ふ。
ワタナベ君は理想だけど 簡単に女と寝るのはヤなとこ。
でも、なんか仕方ない気がする。
「もっと素敵なこと言って」
『君が大好きだよ、ミドリ』
「どれくらい好き?」
『春の熊くらい好きだよ』
「春の熊?」 「それ何よ、春の熊って?」
『春の野原を君が一人で歩いているとね、向うからビロードみたいな毛なみの目のくりっとした可愛い子熊がやってくるんだ。そして君にこう言うんだよ。『今日は、お嬢さん、僕と一緒に転がりっこしませんか』って言うんだ。そして君と子熊で抱きあってクローバーの茂った丘の斜面をころころと転がって一日中遊ぶんだ。そういうのって素敵だろ?』
「すごく素敵」
『それくらい君のことが好きだ』
ワタナベ君は理想。
ミドリはかわいそうだけど、幸せな女の子だと思う。 ワタナベ君を好きになったのは分かる。
ワタナベ君は 『世界中のジャングルの虎がみんな溶けてバターになってしまうくらい好きだ』 とか言う。
バカみたいな台詞だけど すごく素敵だ。
素敵なワタナベ君の彼女になれないミドリは かわいそうだと思う。
でも、ワタナベ君は素敵だから ミドリは好きになっても仕方ない。
アタシはコイビトに ワタナベ君のマネをして 春の熊くらい好きだと言ったコトがあるけど その説明を聞いたコイビトは
とか言った気がする。
コイビトの素敵度は ワタナベ君といい勝負だな。
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2004年09月27日(月)
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