東京の憂鬱
紫煙を燻らせながら綴る日常、小言、気分な音楽。備忘録的日記。
今日はカジュアルフライデーだったが、黒のタートルネックがどこを探しても見つからずにやむを得ずスーツを着ていく。今年の最終営業日だから私服では締まらないのでまあいいか。一本準急に乗り遅れて定時ぎりぎりに出社。
午前中は校正チェックとオフィスの引越し準備。といってもフロアの中央からずれるだけだが、課員全員分のダンボール箱の用意をする。入社5年目だがこの部署では男性陣の中では一番下っ端だから引越し取り纏め役になるのも仕方ない。昼食は役員と課長とW先輩と地下で定食。隣りの喫茶店で雑誌読みながらコーヒー。
午後になって今年中にやり残したことを思い出して猛スピードで案件処理。14時ごろから引越し作業に入らないといけないのに15時過ぎまで通常通りの業務。そしてこの年末の最終日になって、トラブル発生。既にUPされていなくてはいけない案件が会社のHPのTOPにUPされていなく、また何一つ準備されていないことが判明。複数の部署にまたがる案件で、担当が初心者ではありがちなミスだ。
自分は直接の担当では無かったが、システム面で片足突っ込んでるので、20分ほどでページのラフ案を作成し、校正チェック後に業者対応はベテランのI先輩から今年最後の業者への至急発注をしてもらう。提出期限は来年の6日。
引越し箱詰め作業も無事に終わり、部で集まり役員からの締めの一言の後、各々が挨拶にまわり、解散。独身は自分と小池栄子似の男の先輩だけで、他は妻帯者の為、その後飲みに行くということもなく、妻帯者の先輩や上司とともに地下鉄の駅へ向かう。物足りないと思いながらも今年最終日くらいは早めに帰宅しようと思うことにした。
高田馬場の本屋で「女王陛下のロンドン」というエッセイの文庫を買い、西武線で読みかけの高木彬光の小説を読む。
地元の駅を降りると、車の交通量の多さに驚く。普段は終電近い時間帯の為、車も少ないが20時過ぎではこんなにも違うと知る。信号の無い横断歩道で車にひかれそうになる。それにしても歩くのも億劫になる寒さだ。
家に着き、父親が作った焼ソバを食い、テキストサイトをチェックする。飲み友のA女史から「住所教えて」との携帯メール。去年も同じ質問を受けたと思いながら自分もそろそろ賀状の作成に取り掛かろうとフォトショップを開く。
♪GOODBYE TO YOU / MICHELLE BRANCH
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