東京の憂鬱
紫煙を燻らせながら綴る日常、小言、気分な音楽。備忘録的日記。

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2002年11月22日(金) 広尾

金曜のカジュアルフライデーにも関わらずスーツを着てオフィスに登場した自分を、事情を知っている隣りのシマのA女史は意味ありげな笑みで迎えてくれる。

午前は眠い目を擦りながら校正チェックと事務作業。昼は社食でT先輩と牡蠣フライ定食。食後、一緒のテーブルに座っていた他部署の先輩らが「秘密の場所に連れてってやるよ。缶コーヒー買ってけ。」というので着いていく。会社のビルの最上階までいって、左側にある階段を上ると、眺めは最高によくてドラマの撮影にでも使えそうな何もない空間が。他には誰も居なくて、清掃会社の人が非常階段を下りていく音が聞こえるくらいだ。男4人で奥のテーブルに陣取り、置いてあった椅子を持ち寄って曇り空の、伊豆の大室山の観光パンフレットにでも書いてあるようない言い方をすれば、360度の東京の大パノラマを堪能してみる。そこで今後のうちの会社の行く末について議論。

午後は報告書の作成2件と関係部署宛に発信する通達作成。通達は100人くらいには読まれる文章だから文字間違いや文章の構成に気をつかう。

19時過ぎ、打ち合わせから帰ってこない課長に通達発信の了解を得るべく社食で資料を広げて唸っている課長を見つけてその場で読んでもらう。

今日は久々の異業種交流会だ。前部署時代の取引先の担当者であるM氏が誘ってくれたのだ。20時から開始なのに、20時にようやく机の上を片付けて急いで社を出る。

茅場町で日比谷線に乗り換えて広尾へ。店の場所をM氏と携帯で話しながらようやく店に到着。

女性陣はそうそうたるメンバーらしいが、お世辞にも楽しい会とは言えなかったのは男性陣の共通認識らしく、今日の出席者である、M氏の2つ前の勤務先である大手総合商社時代の友人の男性陣らと近くの店へ繰り出し反省会。そのジャンキーで空気が悪くて狭い店内で、M氏の商社時代の同期のK氏と仲良くなる。来年度あたりは結婚するかもしれないという話しをしたら、「俺がスピーチする。電通の奴ら以上の盛り上げはするから。笑わせて泣かせるぜ!」と頼もしい申し出に一同爆笑。結婚式の二次会時に電通の人が絡むと、必ずすごいことをするのは社会人の共通認識だ。あとから合流してきたM氏の前の会社の人たちも加わって談笑。

24時半過ぎ、中央線の終電が気になってきたので先においとますることにした。再会を約束して握手。タクシーで新宿南口まで2,100円。最終の一つ前の各駅停車武蔵小金井行きに乗れた。

武蔵境に下りると、既に深夜バスも終わっている風だったので、とりあえず彼女に電話したら「たまには歩いて帰ってみたら」の一言。まあコートも着ているし、マフラーもあるから寒くはないと考えて、タクシーなら1,800円、深夜バスなら420円の自宅まで歩いて帰ることにした。学生時代の極貧時代を思い出す行為だ。

約1時間後、家に到着。パソコンを立ち上げてスーツを脱ぐも、あまりの疲労具合にパソコンの電源をつけたままベッドに倒れるように就寝。

♪GIRL TALK / TLC


manabu

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