MrsMの観劇日記
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2005年06月05日(日) 「キングダム・オブ・ヘブン」

期待度 ★★★★☆ 満足度 微妙

 内容的には見たいんだけど(だって、剣とマントと馬がでてくるんですもの)、オーランド・ブルームってあまり好きじゃないし、なんとなくハズレっぽいし、どうしようかなと思っていたら、夫が見たいと言いだしたので見てきました。
 見てきたのですが。
 エルサレム攻防の戦いの話の感想なんて書きたくもない。大体、十字軍って大嫌い(と言いつつ、映画まで見に行っちゃうんだけど 笑)。
 映画に漂う「宗教戦争なん偽善だ」という主張そのものが偽善たらしくて見ていていらついてきます。あとから「グラディエーター」と同じ監督と知って納得。偽善かげんが似てるよ。その上、オーランド・ブルームに(わたしの嫌いな)あの大きなうるうるした目で「市民の命を守るために戦うのだ」なんてことを言われると、理性は吹っ飛んで感情が一気に沸点へ。
 富のためだろうと、身を守るためだろうと、殺される側にしたら同じ死なんだよ。偽善を糾弾するあんたこそが一番の偽善者なんだ……いや、問題はオーランド・ブルームのような気がする。この人ってカリスマ性がないから、なにを言っても、言っていることが大きければ大きいほど偽善に聞こえる(ファンに殺されそうな暴言だな、、、)。

 なんだかんだと感想を書いておりますが(笑)。
 感想を書きたくないといいつつ書いた理由はね、久々に恋をしてしまったから。恋は女を盲目にするのよ♪
 相手は銀貨面の王様。最初の1シーンでその存在感の虜になってしまいました。サラディンとの戦を交渉で避け、ルノーの城に向かってくるときのかっこよさったらもう。この映画の中で一番かっこいいのはあなたよ。
 映画の冒頭、いろんな人が王への忠誠を口にするのも眉唾に感じていたのですが、本人を見て納得しました。この王なら、わたしだって忠誠を誓いたくなってしまう。
 それは、仮面を外した顔を見たあとも変わらず。やっぱり、男は顔じゃないね。
 その仮面の王を守りきれなかったバリアンなんか、嫌いだい!(思いっきり私情が入ってます 笑)

 かっこいいといえば、この映画にはわたし好みの男性がたくさん出ていて非常に嬉しいです。そういう点ではこの映画の満足度はとても高い。
 仮面の王と匹敵するほどの存在感&カリスマがあったイスラムの王サラディン。ゴットフリーにティベリアス、ホスビタラー。みなさま、渋くてかっこいいわ。
 バリアン、いりません。暴言吐いてしまうと、彼さえいなかったなら、この映画はもっといい(わたし好み)の映画になっていたんじゃないのか? とも思います。

 ところで、あの仮面の王を演じていた人はだれ?? 公式サイトにも載っていませんでした。
 さ、今から必死で探すかな(笑


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