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■ 勇気の花がひらくとき
先日、「アニマルポリスを。。」のサイトを
紹介させてもらったのだけど
そこに都道府県別の動物に関する情報の
BBSがあります。
ここ、宮城の情報でなにか寄せることは
ないかなぁとネットを彷徨っていたら
とあるサイトに辿り着きました。
そこは困りごと、雑用などを有料で
なんでもやりますという業種の会社のサイトでした。
検索キーワードを「動物管理○ンター」と
していたので
なんでこれでひっかかった??と思って
見てみると
《猫捕○箱レンタル(1週間 ×000円・配達込)。動物管○ センターに運搬(×000円)。殺すのがかわいそうな方は、 他の場所に捨ててきます。ネコは川を越えると帰って来れないと 言われています。ご自分で処理もOK。》
と記載されていました。
命あるものをまるでゴミでも
捨ててくるかのような感覚の業務内容。
こういった職種があることは知っていたが
こういったこともやるとは
知らなかった。
正義の味方でも聖人君子でもないけれど
ノラニャンの味方ではありたい。
なんとかしたくなりました。
とにかく業者に電話して
捕獲をやめてほしいとお願いすることを
考えたけど
法律うんぬんの話になれば
太刀打ち出来る自身がありません。
相手を説得できなければ
なんの意味もありません。
そこで法的解釈から、この行為はどうなのか
教えて頂こうと
あるMLに投稿しました。
そして数人の方から意見を頂いたのですが
このことに関しては
愛護法の(犬及び猫の引き取り)18条2項に
行政が犬猫を引き取る規定について
「都道府県等が所有者の判明しない
犬又は猫の引取りをその拾得者
その他の者から求められた場合に準用する」と
あるのだけど
これを業者が自分に都合よく解釈した脱法行為で
ある、ということでした。
それから、こういうことは
行政を通じて解決したほうが
一番すっきりすることも教えて頂きました。
また、こういったことに関して
積極的に動いてくれると思われる愛護団体を
紹介しますから相談されては?と
いうご意見もありました。
が、私は、自分でなにも調べたり動かないうちに、
すぐ頼るのって好きではないんです。
ここまで、調べたりやってみたけれどこの先どう
すればいいでしょう?とアドバイスを
求めるならいいと思うんです。
私がノラニャンズのことでお世話になった
猫おばばさんのところには、猫が捨てられていたからって
言って連れてきて、何とかしてくださいという人が
多くいることを聞きました。
その多くは、自分で里親を探す努力も
病院代も出すことはないんです。
猫おばばさんなら、経験も知識もあり、なにせボランィアで
やってるんだから、と思う人がほとんどだと思うんです。
まかされるほうは、自分の本業もしながら、多くのことを
また抱え込むことになります。金銭的にもそうですが
精神的な辛さも付きまといます。
(もっとも、拾って保護することは
保健所に持ち込んだり、捨てたりすることに
くらべたら、ずっといいのですが。。)
そんなわけで
業者にではなく
市の動物管○センターに
電話をして
こういうサイトを見つけたが、これは愛護法に
反するのではないかということと、センター側は
引き取り拒否して欲しいし業者に対しては、捕獲に
関する業務をやめさせ、指導してほしいと
いうことを、法的に違法だと思われる根拠を
伝えて、お願いしたわけです。
普段から
自分の思ってることを言葉にして
話すことの苦手なワタシにとっては
とて〜も勇気のいることでした(^^;)
勇気を振り絞って電話したのに
センターの回答にはがっくりしました。
管○センターの職員の方がいうには
その職種の業務内容については
とにかく猫を捨てる人が多いこと、それで迷惑を
こうむると感じているのも事実。ある町内会では
「3日後に野良猫を捕獲します」と回覧板が
廻ってるほど。
それを業者が請け負っているのだろうが
その業者に対してなんらかの指導や注意は
していないし、また引き取り拒否をすること
は出来ない。
ということです。引き取り拒否できない理由は
やはり18条2項の問題で、
ここでは聞いたその方法を具体的に
書かないことにしますが
あることをすれば引き取らざるを得ないとのこと。
たとえば敷地内に入り込んだ猫がいてその家の住人が
業者にたのんで捕獲器で捕まえて
その住人の代理人として、業者がそのあること
をすると引き取らなくてはならないそうです。
(私はその住人が拾得者にあたり、業者はその
代理人にしか過ぎない、という風な回答に
受け取りました)
野良猫が増えて、庭にウンチやおしっこを
して臭くて困る、車に傷つけられ
頭にくる。
それが、猫の命を奪うほどのこと?
悲しくなりました。
一人一人の意識が変わらなければ
なにも変わらないということなのです。
必要とされるから
その会社も仕事として受けるのだから。
動物との共生出来る地域づくりの
重要性を今更ながら考えさせられました。
子供たちは、大人のすることを
見ています。
子供達はどんなことを大人の姿勢から
学んでしまうのだろう。
その日は沈んだ気持ちになったのですが
次の日に
ある県にお住まいの方から
自分の住んでる県でも同様の
ことがあったが、行政と警察に
働きかけてやめさせることができたという
レスを頂きました。
行政側の回答も法的根拠にてらせば
間違いなので
きちんと働きかければ撤回可能、と
教えて頂きました。
その方は最初は1人ではじめられたという
ことです。その後、賛同してくれる人が
増えて、ということだそうでで
まさに「ひとり〜の小さな手〜」です。
今後の対処について教えていただくこと
になりました。
ワタシにも今回のことで
顔も知らない人たちからネットを通じて
手を差し伸べてもらいました。
本当に感謝感謝です。
ネットで繋がっていなかったら
まったく行動できないと思います。
さて。
千里の道も一歩から。
まず、やってみよう。
長文読んでくれて
ありがとう!!
2004年06月16日(水)
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