煌びやかな箱舟は想ったよりも早く沈みつつあるようだ。箱舟なんてものは無いことは周知の事実。無いからこそ在りえるということ。そして賢い鼠は沈む船からは逃げ出すもの。何故ハイエナは最初に逃げ出した鼠に噛み付かないのだろう。箱舟の振りした船を沈めている間に鼠は別の船の搭乗記録を捨てている。沈む船から逃げ出した鼠は一体何処へ逃げるのだろう。海に逃げ道なんてないのに鼠は箱舟と同じように道に似た何かを作っている。