僕は彼を見ている。だけど彼には僕が見えない。集中する視線と漂揺する視線。それは意識と意思。そしてそこに介在する数の問題。「この人生きてる」日向みたいな高揚感は割りとすぐに絶望に変る。虚像は虚像であるべきなのだ。