「隙 間」

2010年01月09日(土) 「ブロードウェイ・ブロードウェイ」

「ブロードウェイ・ブロードウェイ」

をギンレイにて。
伝説のミュージカル「コーラス・ライン」が二〇〇六年に再演となり、そのオーディションから裏方から、初演時の貴重なフィルムやらを交えて撮られた作品。

わたしは「コーラス・ライン」なるものを名前くらいしか知らない。
有名なラインダンスの場面と曲くらいなら、という程度である。

であるから、さして興味を持つことがなく、ブロードウェイ・ミュージカルといえば「RENT」が最初で最高の作品である、となんとも了見の狭い人間で困ったものである。

狭かろうが、それでよしとするならばよいではないか。

いや待て。

「コーラス・ライン」のコニー役を射止めた日本人ダンサーがいるのである。

高良ユカさん

である。
彼女は「RENT」カンパニーの一員なのである。

「名前のある役よりも、名前がない役であっても「RENT」の一員になることを選んだ」

と語っていたのである。

さて話を本作に戻そう。

あくまでもドキュメントである。
オーディションのひとりひとりと作品自体の物語であるから、「コーラス・ライン」を知らずとも、なかなかうならされる作品であった。

ひとつをやるとき。

「身も心も捧げる」

と、いえるだろうか。

いえる人間は、それこそ特殊な選ばれた人間である。

仕事に身も心も捧げる。
遊びに身も心も捧げる。
趣味に身も心も捧げる。
家族に身も心も捧げる。

いちいち捧げていたら、身も心も、いくらあったって足りやしない。

どんなことであっても、身も心も捧げることなど、常人にはとてもできるはずなどないのである。

もちろん、わたしにもできるはずが、ない。

そんな余裕も、天性の才も運も、あると言いきれないのは重々承知である。

であるから。
わたしはいう。

書き続けよう、と。


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