| 2009年04月05日(日) |
「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」 |
花満開。 谷中の桜に、 桜のサクラたち。
切なくも悲しい心中物語で焼失した五重塔跡地をもぐるりと囲み、賑やかしさでそれを知らずか埋め合わせ、謳歌している。
日々一日を存分に謳歌できればどれだけ素晴らしいだろう。
さて桜にちなんで、
桜庭一樹著「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」
先日、イ氏との会話で出てきた作品である。
じつは、イ氏から別の一冊を「あげるから読んでみなよ」といただいたのである。 だからといってというわけではないが、せっかくだから読んでみよう、と。
イ氏にいただいた一冊は、また後日、読後に触れることにしよう。
さて、本作「砂糖菓子〜」は、もとは富士見書房よりの発刊である。
だから、読みやすい。
我が友なら、名古屋から新幹線で新横浜に着く前に、軽く読み終えてしまうだろう。
いや。
もしかすると、とっくに読了し富士山を左手に悠々と眺めてしまっているかもしれない。
だからといって、けっして軽んじているわけではない。
なるほど、それらしく物語は進められてゆき、グッと、何か引っ掛けさせられるところが、ちゃあんと、ある。
それはこの作品ではかすかな、見逃してしまいそうな、こころもとなさげなもののようなものでしかすぎないのかもしれない。
さしずめわたしは、この作品でいうところの、砂糖菓子の人間、であるのかもしれない。
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