「隙 間」

2008年12月04日(木) ゆるむトラの子

 銀行のカードがやっと届いて、ただそれだけで、ボーナスでも出たみたいに、財布のヒモがゆるみそうになります。

 この空腹っ。
 たこ焼き食って埋めても、いいかしらん?

 こんの、タコっ。

 肉まんでぬくまっても、いいかしらん?

 こんの、アンポンタンっ。

 現金がおろせるようになっただけで、増えたわけじゃあ、ありません。

 ばしゃんっ。

 不忍池の鯉が、跳ねました。
 滝登りをするように、空に向かって、まっすぐに。

 しかも、二回も。

 ひそひそと、虎毛の猫が脇の茂みから、わたしの前を横切ってゆきました。

 ふ、しゃあぁおぅっ。

 威嚇する真似をしてみました。
 そよとも揺らがず、見向きもせず、向かいの茂みのなかに姿を消してゆきました。

 カレー粉の香りが、刺激してきます。

 カレーじゃなく、カレー粉をまぶした小アジでしょう。

 こっちからは、直接的な目刺しを焼いている匂いが。

 ゴロゴロゴロ……。

 寅年の、しかもゴウの寅。
 竹林に身を潜めてみたって、所詮は猫科、です(汗)

 ……猫が魚好き、ということは、人間が長い間かけて決めつけてきたことなんですよね。

 肉より魚が中心だった時代の食文化、のせいだったり。

 だから、わたしは大声で叫びます。

 肉が、好きだっ。

 と。


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