まだ慣れないしぐさで 手と手を合わせてみる人ゴミの中 はずみでほどけてしまった 互いの手少し照れながら また 指を絡ませる少し歩くと またほどけてしまう遠慮がちに おそるおそる握り合う手ずっと その温もりと離れたくないのに強くは握れずにいた もどかしささえいとおしく思えた あの遠い春・・・そして訪れる 何度目かの春握ったその手を 温もりを けして離さないとそう 思ったそう 思った・・・