夢見る汗牛充棟
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2000年02月14日(月) 冬の朝

「冬の朝」






冬は赤がきれい

斜光をまとった果実の赤は

深い緑に映えて逞しい

こんな風の日は

寂びた枝先から

金の粒が降る

朱色の温もりが積もる

乾いた音を踏みしめてゆく

いつもの道は

金や朱色が転がり歩くので

ほんの少し明るい

景色の中を切って流れる

ひととひとと風と自転車









(2002.11.30)



恵 |MAIL