夢見る汗牛充棟
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2000年01月24日(月) あそび

「あそび」


感情の裸体を 幾重にも

色とりどりの絹布でくるみ

弄び もはや原形は留めない

珠をつけ 裳裾をつけ

僅かばかりの肌すらも曝さぬよう

これはなに

自ら首を傾げるまでに

変化を遂げるも

言葉のいと面白きこと



言葉は著すたび心から

果てしなく乖離してゆき

心は葛藤を吐き出したのだと

錯覚を起こし満足を覚え

遊びや遊び音になり流れになり

リズムになりうたえば

忘却しその鉛はもはや井戸の底に

たゆたうも

言葉のいと面白きこと


恵 |MAIL