「あそび」感情の裸体を 幾重にも色とりどりの絹布でくるみ弄び もはや原形は留めない珠をつけ 裳裾をつけ僅かばかりの肌すらも曝さぬようこれはなに自ら首を傾げるまでに変化を遂げるも言葉のいと面白きこと言葉は著すたび心から果てしなく乖離してゆき心は葛藤を吐き出したのだと錯覚を起こし満足を覚え遊びや遊び音になり流れになりリズムになりうたえば忘却しその鉛はもはや井戸の底にたゆたうも言葉のいと面白きこと