★悠悠自適な日記☆
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2005年05月31日(火) 来る者を拒み、去る者を追う

『来る者を拒む』

 私は人見知りで寂しがりやで臆病者。今ある環境が変わってしまうのが怖くて、ちょっと違う空気を持った人の侵入を拒んでしまう。笑いながら、「いいよいいよ」なんていいながら、眼の奥ではぐっと睨み付けている。正面を見つめながら視線は外れている。

 だけど、実際に、相手の目をじっと見つめて話してみると、自分と近い考えの持ち主だったり、親しみの持てる人物であることに気づく。ああ、最初からこうしていればよかった。最初からこうやって話ができていれば、傷つけ合うこともなかったのに。

 誠意は伝わる。思いは伝えられる。私はこれを忘れて、たくさん傷つけてしまった。

 
『去る者を追う』

 去る人を追わない人は、さっぱりしていて潔くてカッコイイ。けど、私は寂しがり屋だから、追われなかったら悲しい。私との思い出は、簡単に過去になって、簡単にアルバムの中に入って、やがて思い出すことさえなくなてしまう。悲しいなー、と、思う。

 私がそんなことを思うせいかもしれないけれど、だからこそ、追うことはしないまでも、別れ際は、歩いていくその人が気持ちよく歩けるように、背中を後押しできるような何かを残したいな…と思う。それは、時々メールすることだったり、去っていく子に負けないくらい頑張って芝居してみたり、いろいろ…。



 去っていくあなたへ。いっぱい傷つけてごめんね。もっとたくさんお話ができたらよかったね。私は今、こんなことを考えていて、あなたにせめて何かを残したいと思うのだけれど、その割りには頭が寛容でなくて、柔軟でなくて、どうすればいいのかがさっぱり思い浮かびません。過去に起こったことを、きれいさっぱり忘れることは私はできません。だけど、それ以上のものを、これから築いていけたらと思うのです。ほんとに。

 中に残ることを決めた私と、外に出ることを決めたあなた。別々のことを学んでいくことになるけれど、私は、中では学べないことは、外で頑張るあなたから吸収し、刺激を得ようと思います。だからお互い頑張ろうね。

 二十歳の誓い。


 


嶋子 |MAILHomePage

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