★悠悠自適な日記☆
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「同期の男の子はみ〜んなのび太君だから恋愛の対象にならないわ。」
と言い張った凄い女がうちの学科にいる。そんな彼女はただでさえブルジョワ感漂ううちの学科の中でも極めてお嬢様なオーラを醸し出している。(…これ以上は書かんとこ。誰が見てるかわかんないしな…。)
さて、その彼女が、最近やたらと私にちょっかいをかけてくる。彼氏と別れてからだ。特に親しくもない私(別に仲が悪いわけでもないけれども)と相方さんのことをあれこれと詮索したがる。鈍感でニブチンな私は、最初はてっきり友達になろうとしてくれているのかな…とのんきに思っていたのだけれども、最近どうも違うように思う。いや、絶対違う。なぜなら何気ない彼女の発言が、行動が、私にとって居心地の悪いものだからだ。友達だったら普通しないようなことをじんわりと、やんわりとやってくる。じんわりと、やんわりと、私は苦しい。
彼女は、私から、大切な人を奪おうとする。 彼女は、私から、私がギリギリのところで持ち合わせている、私に対する自信や信念までをも打ち砕こうとする。
これを悪意なくやってしまうところが、どうも私には理解できず、気持ち悪い。私は今を、ただ静かに、息をひそめるかのように育んでいきたいのに、彼女は私達の周りで、嫌味なくらい上品にちゃぷちゃぷと音をかき立てる。
彼女には申し訳ないけれど、私はのび太君が好きだ。私の周りにいる信頼すべき友は皆、のび太君だ。愛すべきのび太君だ。冴えなくて、ちょっと情けなくて、いつも失敗ばかりしているけれど、優しくて、素直で、誠実で、一生懸命で、優しさ故に、偉大な道具ですらもイタズラ程度のことしか考えつかない、そんなのび太君が私は愛しい。のび太君な部分に私は惹かれる。
のび太君はしずかちゃんと結婚するんだぞ!だけど、そんなのび太君な箇所を愛せない彼女はいくらお上品に振舞ってもしずかちゃんにはなれないんだぞ!
私、負けない。自分に言い聞かせようとする。だけど周囲は見せかけのしずかちゃんをちやほやするから、私はやっぱり自信をなくす。
負けたくない負けたくない負けたくない負けたくない…。 彼女よりも誰よりも何よりも自分自身に。
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