★悠悠自適な日記☆
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2004年05月10日(月) ♪だから大きな声で何度もアタシの名前を呼んで

 今日、演劇表現実習ので同じクラスの女の子数人から「嶋子」って名前で呼んでもらいました。しかも呼び捨てで!なんか嬉しい!!凄く嬉しい!!そういえば、最近親しくなったバイト先のお姉さんからも「嶋子へ」という件名でメールが届きました。へへっ!!

 私の本名は「悠紀子」です。だけど幼い頃から「悠紀子ちゃん」って呼ばれることはほとんどありませんでした。だから私も自分の名前が「悠紀子」であるという自覚がほとんどありません。(その証拠に私のことを「悠紀子ちゃん」と呼ぶ人とはまず人間関係が長くつづかない。)

 もともと私は「ゆっぴ〜」なり「ゆっち〜」なり呼ばれていたのですが、高校で演劇部に入って、いい歳こいて先輩方にこのあだ名で呼ばせるのは恥ずかしいと思ったところから「嶋子」という名前は生まれました。中学時代に塾の友達が役1名このあだ名で呼んでいたことをふと思い出したのです。別に私は何と呼ばれてもいいのですが、とりあえず演劇ワールドでは「嶋子」で統一しようと思い、「嶋子」を名乗りはじめたところ、いつの間にか演劇ワールドが広がって、今ではほとんどの友達が私のことを「嶋子」と呼びます。友達の多くは私の本名は本当に「ナカシマ嶋子」だと思っているらしいので、私は「悠紀子」という名前よりも「嶋子」という名前の方がよっぽど相性がいいみたいです。(でも先輩数名は私のことを「マコ」と呼びます。ナカシマユキコの「マ」と「コ」を取ったらしいです。ひねくれてる…いやいや、個性的だなぁ…笑)

 でも私はとても人見知りをするので、自分が親しくする人以外とはほんとうに付き合わない(というか、付き合えない)ので、そういう人はたいてい私のことを「中嶋さん」と本名で呼びます。そして私も相手の名前&あだ名を覚えれない、もしくは覚えてもどのタイミングであだ名で呼んでいいのかがわからないので、結局名字で呼び合うことになります。

 私は基本的には誰とでも仲良くしたいと思っています。性格もそこそこ明るく振舞っています…というか、明るいです。ただ、じゃあ誰にでも気さくに話し掛けていって友達になれるかというと、それが物凄く怖いのです。自分が拒絶されることを先に想像してしまうのです。(恋愛においてもね〜。)(でも一度この人は大丈夫だと判断するとベタ甘えするタイプでもあります。)

 普段なら好きな友達とだけ付き合っていればいいのですが、演劇をやるとなるとそうもいかず、自分が持っている恐怖心や殻は、自分で破る努力をしていかないと、いつになっても人前で自分を出すのが怖くて足がすくむのです。妙に気を遣ったよそよそしい稽古なんて稽古じゃない!

 今日はある女の子2人が私を「嶋子」って呼んでくれました。私の中でパリーンっと何かが割れる音がしました。彼女達が私の殻を破るきっかけをくれたのです。今度は私が自分の殻をこじ開けて、無理矢理にでも外に出て行かないと。私が「嶋子」と呼ばれることに、実はこんなにも深い大きな意味が隠されていたりします。私は「悠紀子」と呼ばれることよりも「嶋子」と呼ばれることで、私がそこに存在することを許されていると認識するのです。

 ♪だから〜大きな声で〜何度もアタシの名前を呼んで〜。(by坂本真綾)

 私も早く皆をあだ名で呼べるようになりたいヨ〜。


嶋子 |MAILHomePage

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