★悠悠自適な日記☆
DiaryINDEX|past|will
2003年09月26日(金) |
演劇体質「ぶつぶつ病」 |
わざわざこんなことを自分で日記に書くのもなんだか気恥ずかしいのですが、せっかくなので書きます。
最近よく言われるのですが、私は典型的な「演劇体質」なのだそーです。たまたま自分の幼い頃の話をしたのが始まりでした。
私は物心ついたころから鏡の前でブツブツ言う癖があるのです。何やっているのかと言うと、アニメやドラマ、絵本などで印象に残った台詞をずぅ〜っと鏡の前でしゃべり続けたり、次回予告を見てはその先の物語を勝手に想像して演じるんです。動きはもちろん、歌やダンスも入ります。
一番覚えているのは、5歳の時に見た「東京ラブストーリー」での鈴木保奈美扮する赤名リカの「カーンチ!!」という名ゼリフを、何パターンも感情入れてしゃべってたこと。5歳で恋愛を理解しようとしている様は大笑いですが、だけどこんなことをずっと一人でやっている子供だったので、手はかからなかったみたいです。
こういう症状を先輩が「ぶつぶつ病」の名づけたのでそう呼ぶことにしますが、この症状が幼い頃だけのものではなく、今でも変わらず続いていたりするので大変です。鏡の前でぶつぶつ言うのは当たり前だし、道を歩いていて周囲に誰もいない時は大声で歌うし、しゃべるし、無意識のうちにそういうモードに切り替わってしまうんです。「あたしんち」の母が♪情熱の赤いバラ〜♪と歌ってるのと同じです(笑)たまにダレもいないと思って大声出してたら後ろに人がいた〜なんて恥ずかしい体験も山ほどあるのですが…(爆)
鏡に映る自分を友達に仕立て上げている淋しい子とか、そういうのじゃないんです。イタコっぽいっていうのかな。そのキャラクターが自分にふっと乗り移ってくる感じに近いと思います。
こういう話を、これまで誰にもしたことがなかったんです。何故かというと、皆当然のようにこういうことをやっているモノだと思っていたので。(だって「あたしんち」のオカンはやってるやん!)ところがたまたま先輩とそういう話をした時に、それは天性によるものだと言われてビックリ!!「ぶつぶつ病」は、タカラヅカや一流の役者さんに多い症状らしいのですが、この症状がある人は、演技をする上で、普通の人と比べると感性という点においては苦労することが少ないそうです。
だから何が言いたいのかというと「私は才能があるの♪」ということではなーく!!努力して損はないのかなということです。「君才能ないからやめなさい!」ではなく、とりあえず努力してみる価値はあると許可を得たみたいで嬉しいのです。結局のところこの先の努力や身体能力が揃わないとどうしようもないのですが、まずスタート地点に立つ資格を得たみたいで、ホっとした気分です。
そんなことを言いつつも、もうだいぶ長い事芝居をしていません。ぶつぶつ病もそろそろピークを迎えつつあります。特に舞台を観た後が酷いです。他のことに手をつけられなくなります。欲求不満なんかねぇ…。
|