★悠悠自適な日記☆
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2003年03月25日(火) 贈る言葉

 今日は高校の演劇部の三送会でした。(普通卒業式前後にあるのに何故こんなにも遅いかというと、演劇部が公演でそれどころじゃなかったからです。)送られるのは55回生夢野劇部の私達です。

 三送会では、公演後の茶話会と同じで、一人一芸が決まりとなっています。私達は今回送られる側の人間なので、本来ならそれを見て楽しむだけでいいのですが、コント2本、漫才1本を披露して参りました。どっちがお客なんだかわかったもんじゃありません。

 何故こんなにも張り切ってネタを仕込んでいったのかというと、今年で3年間お世話になった顧問の先生(私の元担任)が転任されてしまうからです。今日、私達は先生を送り、後輩達に送ります。その先生に感謝の気持ちも込めて、前々からコントの脚本を書き、綿密な計画(?)を立て、しあわせの村で1日強化訓練を行ったのです。パラパラと雨が降るしあわせの村の芝生広場で、自転車に乗った子供達やゲートボールをやっている老人にじろじろと見られながらもコントやら歌の練習やら頑張った甲斐がありました。

 55回生夢野劇部は、今本当に仲良しです。女4人男1人という妙なメンバー構成ですが、きっとこれからもずっと良い友達として付き合いを続けて行くことでしょう。

 実をいうと、最初は全然仲が良くなくて、喧嘩するわ、分裂するわで先輩や先生をとても冷や冷やさせてしまっていました。アニメおたくやらダンサーやらチョコ中毒少女やら生物博士やら、個性が強すぎて今でも何がなんだかよくわからない集団です。唯一接点があるとすれば、3年間同じ空間で過ごした為に必然的に呼吸が一緒になってしまっていることと、演劇で散々衝突したので、その他の事は仲良く、楽にやりたいという相手を許容する気持ちがあることだけです。だけどその2つが形成するものはとても大きな意味があり、今の私達の関係を作り上げています。とても幸せなことです。

 後輩とも、本当はもっともっと腹を割って色んな話がしたかったです。そしたらもっと分かり合えたかもしれないのにということが多々あります。今後は先輩後輩の関係なしに、一人の人間として、仲良く付き合っていけたらいいなと思います。本当は皆大好きなのです。

 
 会の最後に、後輩から色紙をもらいました。1年生の子が私のイラストを描いてくれているのですが、これがどうしょうもないくらい上手でソックリです。家に持って帰ると、両親に、顔はもちろん丸い体型までソックリだと爆笑されました。

 で、文章はどんな感動的なことが書かれているのだとう…とドキドキしながら読みました。すると…。

「嶋子先輩の下ネタが大好きでした。」
「これからもシモ子(←下ネタの「シモ」)先輩らしくがんばってください。」

 こればっかり…。

 大切にさせて頂きますよ。もちろん。最高の贈る言葉です。

 


嶋子 |MAILHomePage

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