★悠悠自適な日記☆
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2003年03月10日(月) |
魔法使いにあこがれて… |
ハリーポッターを観てきました。世間は「戦場のピアニスト」だの「ロード・オブ・ザ・リング」だの言ってる中、初めてのハリポタです。
私が最も敬愛するミヒャエル・エンデの作品に「はてしない物語」というお話があります。エンデの代表作です。このあかがね色の本を読んだ人はよくわかると思うのですが、私は昔、この本の世界にどっぷりと取り込まれてしまっていました。
こんな壮大な物語が映画になったらどうなるんだろう…。ところが、その映画に幻滅。私の描いていた世界とは全く違うものだったのです。私が私の中で描いていた私だけの世界が、映画という大衆に向けて作られた世界に否定されているような気がして、がっかりしてしまったのです。
それ以来、本はできるだけ原作で読むようにして、映画で観るということはあまりしなくなりました。
最初、ハリーポッターもそのつもりで、最近やっと賢者の石を読み始めたところでした。ところが、友達から秘密の部屋のタダ券を頂いたので、観に行ったトコロ
「ヒット。」
とっても面白かったのですよ!!私が描いていた理想の世界がスクリーンの中にありました。(もちろんハリポタの方がネバーエンディングストーリーよりも話が子供向けなので、誰でも簡単に世界に入り込める内容になっているのですが。)遅れながらにして私にハリポタブーム到来の予感です。
私は昔から魔法モノが大好きなのです。好きな児童文学書を並べると魔法モノばかりです。ずっと私は魔法使いになりたくて、(今でもそう思うのですが)魔法の国から使いの者が降りてきて、「あなたは本当は選ばれた大魔法使いなのよ!!」とお迎えが来ることをずっと考えているような子供でした。だから、ハリーの最初のシチュエーションは私がずっと思い描いていた理想の世界なのです。
でも、私がって言うより、誰もが一度は夢見ることなんだと思います。私の場合、それが過剰なだけで(笑)。魔法使いになりたいという欲望、その欲望を代わりになって満たしてくれているのがハリーなワケで、ハリーはもうひとつの自分の可能性なワケです。
ハリーに憧れると同時に、軽い嫉妬まで覚えます。彼の今後の成長が楽しみです。
PS ハーマイオニー可愛すぎです。どうせなるならハリーよりハーマイオニーになりたいです(笑)
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